この記事は、「楽天カードを空港のラウンジで使うには?」という疑問を持つ方に向けて書きました。
- 楽天カードでラウンジを使うには、何か条件があるの?
- いくつか楽天カードがあるけど、どれがいい?
結論、楽天カードで空港のラウンジは使えます。しかし、ラウンジで使うには、カードごとに条件があります。
楽天カードでもラウンジを使える。ただしカードの種類によって利用条件が違う
楽天カードでラウンジを使う条件①通常の楽天カードの場合
楽天カードでラウンジを使う条件②楽天ゴールドカードの場合
楽天カードでラウンジを使う条件③楽天プレミアムカードの場合
楽天カードでラウンジを使う条件④楽天ブラックカードの場合
楽天カードをラウンジで使うときの注意点
楽天カードの種類にあわせてラウンジをどんどん使おう
楽天カードでもラウンジを使える。ただしカードの種類によって利用条件が違う
楽天カードがあれば、空港のラウンジを利用できます。
ただし、楽天カードには種類あり、カードごとに年会費やラウンジで使う利用条件が異なります。
今回は、以下4種類の楽天カードを取り上げて解説していきましょう。
- 通常の楽天カード
- 楽天ゴールドカード
- 楽天プレミアムカード
- 楽天ブラックカード
楽天カードでラウンジを使う条件①通常の楽天カードの場合
まず、「通常の楽天カード」の特徴は、このようになっています。
- 使えるラウンジはハワイの一ヶ所のみ
- 年会費は永年無料
- 利用者本人と同伴者は、無料でラウンジを使える
楽天カードの中でも、最も簡単に持てるのが通常タイプの楽天カードです。
では、ラウンジで使うには、どんな条件があるのでしょうか?
普通タイプの楽天カードだとハワイのラウンジのみ使える
普通タイプの楽天カードは、年会費が無料ということで、他の楽天カードよりも使えるラウンジが少ないのが特徴です。
2019年7月25日現在、ハワイの楽天カード会員専用ラウンジ「楽天カード ワイキキラウンジ」でのみ使えます。
このハワイのワイキキラウンジは、会員本人、同伴者も無料で利用できます。
普通タイプの楽天カードは、ほぼ海外旅行に行かない人向け
普通タイプの楽天カードだと、残念ながらハワイのラウンジ一ヶ所のみでしか使えません。
そのため、頻繁に海外旅行に行く人が、普通タイプの楽天カードを持っていると、メリットを感じないでしょう。
普通タイプの楽天カードは、「普段ほぼ海外旅行に行かない」「年に1回ハワイに行く程度」といった方におすすめです。
楽天カードでラウンジを使う条件②楽天ゴールドカードの場合
「楽天ゴールドカード」の場合、特徴はこのようになっています。
- 使えるラウンジは国内外46ヶ所
- 年会費2,200円(税込)(税込)
- 年間2回までラウンジを無料で使える
楽天ゴールドカードは、通常タイプの楽天カードと違い、年会費が発生します。
その分、使えるラウンジが通常タイプの楽天カードよりも多いのが特徴です。
楽天ゴールドカードだと国内外空港ラウンジで使える
楽天ゴールドカードだと、国内外の主要な空港のラウンジで利用可能です。
国内の場合、以下の空港のラウンジ(44ヶ所)で使えます。
北海道 | 新千歳空港 |
---|---|
函館空港 | |
東北 | 青森空港 |
秋田空港 | |
仙台国際空港 | |
北陸 | 新潟空港 |
富山空港 | |
小松空港 | |
関東 | 成田国際空港 |
(※)羽田空港 | |
中部 | 中部国際空港セントレア |
富士山静岡空港 | |
近畿 | 関西国際空港 |
伊丹空港 | |
神戸空港 | |
中国 | 岡山空港 |
広島空港 | |
米子鬼太郎空港 | |
山口宇部空港 | |
四国 | 高松空港 |
松山空港 | |
徳島阿波おどり空港 | |
九州 | 福岡空港 |
北九州空港 | |
大分空港 | |
長崎空港 | |
阿蘇くまもと空港 | |
鹿児島空港 | |
沖縄 | 那覇空港 |
(※ 国際線旅客ターミナルのラウンジは使えない)
海外だと以下2つの空港で使えます。
ハワイ | ダニエル・K・イノウエ国際空港 |
---|---|
韓国 | 仁川空港 |
楽天ゴールドカードは、年間2回の範囲で旅行に行く人向け
2019年7月25日現在、楽天ゴールドカードは、ラウンジを無料で使えるのが「年間2回まで」と決まっています。
そのため「年に何度も旅行に行く」「国内外を何度も往復する」という方は、あまりメリットを感じないカードといえるでしょう。
楽天ゴールドカードは、「年間2回くらいまで旅行に行く」という方におすすめします。
楽天カードでラウンジを使う条件③楽天プレミアムカードの場合
「楽天プレミアムカード」の特徴はこのようになっています。
- 国内外46ヶ所(楽天ゴールドカードで使えるラウンジ)+1,200か所(プライオリティ・パスで使えるラウンジ)で使える
- 年会費11,000円(税込)
- 利用者本人は、回数無制限・無料でラウンジを使える
楽天プレミアムカードは、年会費1万円以上だけあって、楽天ゴールドカード以上に使えるラウンジが多いのが特徴です。
楽天プレミアムカードだと、プライオリティ・パス所有で国内外1,200ヶ所以上のラウンジが使える
楽天プレミアムカードの魅力は、なんといっても「プライオリティ・パス」を発行できることです。
プライオリティ・パスがあると、世界143ヶ国500以上の都市や地域、1,200ヶ所以上のラウンジが使えます。
楽天プレミアムカードだと、プライオリティ・パスを無料で申し込める
楽天プレミアムカードがあると、プライオリティ・パスを無料で発行できます。
本来、プライオリティ・パスに申し込むと、ランクにあわせて年会費が発生します。
プライオリティ・パスの年会費と、ラウンジ利用料金は以下のとおりです。
会員ランク | 年会費 | ラウンジ利用料金 |
---|---|---|
スタンダード | US$99 |
|
スタンダード・プラス | US$299 |
|
プレステージ | US$429 |
|
楽天プレミアムカード経由でプライオリティ・パスを発行すると、上記会員ランクの「プレステージ会員」に該当します。
本来、年会費にUS$429(2019年7月25日現在で約46,000円)かかるところが、楽天プレミアムカードだと無料になります。かなりお得といえるでしょう。
プライオリティ・パスは、別途申し込む必要がある
注意していただきたいのは、プライオリティ・パスの発行には、別途申し込む必要があることです。
楽天カード会員専用オンラインサービス「楽天e-NAVI」から申し込むと、2週間ほどで手元に届きます。
楽天プレミアムカードを手に入れた後、忘れず申し込むようにしましょう。
楽天プレミアムカードは、よく海外に行く人向け
楽天プレミアムカードは、「年に何度も旅行に行く」「国内と海外を何度も行き来する」方におすすめします。
たとえば、羽田空港の国内線ターミナルのラウンジ、「POWER LOUNGE NORTH」は一般利用料1,080円(税込)です。
年会費(11,000円(税込))の元を取りたいなら、往復で利用するとして年間5回以上旅行に行くと、十分元は取れるでしょう。
楽天カードでラウンジを使う条件④楽天ブラックカードの場合
「楽天ブラックカード」の特徴はこのようになっています。
- 国内外46ヶ所(楽天ゴールドカードで使えるラウンジ)+1,200か所(プライオリティ・パスで使えるラウンジ)で使える
- 年会費33,000円(税込)
- 利用者本人と同伴者も回数無制限・無料でラウンジを使える
楽天ブラックカードは、年会費3万円以上とかなり高額です。
使えるラウンジ自体は、楽天プレミアムカードと変わりないものの、楽天プレミアムカードよりさらに条件が広がるのが特徴です。
楽天ブラックカードは原則、楽天側から案内を受けた人だけ申し込める
まず、楽天ブラックカードを持つには、原則として以下の条件を満たしている必要があります。
- 楽天カードが発行しているカードを持っている
- 楽天側から案内を受けた人のみ、申込案内が届く
楽天ブラックカードは、楽天カードの中で最上位といわれるだけあって、限られた人だけが持てるのが特徴です。
楽天ブラックカードもプライオリティ・パスを発行できる
楽天ブラックカードがあると、楽天プレミアムカードと同じようにプライオリティ・パスを持てます。
ただし、楽天プレミアムカード経由のプライオリティ・パスとは異なる点があります。
楽天プレミアムカードと違うのは、同伴者2名まで無料でラウンジを利用できること
楽天ブラックカードだと、同伴者2名までならラウンジ利用料が無料になります。
もし、同伴者2名で一緒にラウンジを使った場合、プライオリティ・パスの利用料US$64(約6,900円)得することになります。
楽天プレミアムカードでは、利用者本人でしか無料にならないため、大きな違いです。
楽天ブラックカードは、海外旅行に行くときに同伴者がいる人向け
楽天ブラックカードは、「よく海外旅行に行く」かつ「同伴者がいる」人におすすめします。
同伴者2名、本来のプライオリティ・パス利用料を考慮すると、年間3回以上の旅行で年会費(33,000円(税込))の元は取れるでしょう。
楽天カードをラウンジで使うときの注意点
利用条件を解説してきましたが、楽天カードをラウンジで使うには以下の注意点もあります。
- 楽天ゴールドカードの改悪で、ラウンジが無料で使える回数は年間2回までに変更
- 普通タイプ以外の楽天カードだと年会費が発生するので、国内外の旅行によく行く人でないと意味がない
- 羽田空港国際線旅客ターミナルのラウンジだと、どの種類の楽天カードでも使えない
- ラウンジの利用時、同行者は別料金が発生する
それぞれ解説しましょう。
楽天ゴールドカードの改悪で、ラウンジが無料で使える回数は年間2回までに変更
以前は、楽天ゴールドカードも回数に制限なくラウンジを利用できました。
しかし、2018年9月1日の改定に伴い、「ラウンジの利用は(※)年間2回まで無料」に変更されました。よく、「楽天ゴールドカードの改悪」といわれる変更点です。
(※ 毎年9月1日から翌年8月31日を1年として)
楽天ゴールドカードだと、3回目以降各ラウンジの一般料金が発生するので注意が必要です。
国外の一部ラウンジは、変わらず回数無制限で無料のまま利用できる
国内外主要空港は2回までとなりましたが、韓国の仁川国際空港ラウンジだと、回数に制限なく無料で使えます。
普通タイプ以外の楽天カードだと年会費が発生するので、国内外の旅行によく行く人でないと意味がない
普通タイプ以外の楽天カード以外だと、持っているだけで年会費が発生します。
そのため、海外旅行に頻繁に行く人以外、楽天プレミアムカードなどを持っていてもあまり意味がありません。
わざわざ年会費を払うのですから、どれだけラウンジを利用するのか計算してからカードに申し込みましょう。
羽田空港国際線旅客ターミナルのラウンジだと、どの種類の楽天カードでも使えない
楽天カードは、どの種類のカードでも、羽田空港国際線旅客ターミナルのラウンジに対応していません。
羽田空港国際線旅客ターミナルのラウンジは、プライオリティ・パスでも対応していないため注意しましょう。
ラウンジの利用時、同行者は別料金が発生する
通常タイプの楽天カードで使えるハワイのワイキキラウンジを除き、同伴者がいると別途料金が発生します。
楽天ゴールドカードでも、プライオリティ・パスでも同じです。
どうしても、同伴者も無料にしたいのなら、2名まで無料可能な楽天ブラックカードのみになります。
楽天カードの種類にあわせてラウンジをどんどん使おう
楽天カードをラウンジで使うには、年会費や無料で使える回数など、カードごとに条件が異なります。
自分の目的にあわせて楽天カードを選び、ラウンジをどんどん使いましょう。