先月から「第4のキャリア」として楽天モバイルが自社回線によるサービスを開始しました。この記事はそんな楽天モバイルが気になっている人のために書きました。
「楽天モバイルってどれくらいお得なの?」
「楽天カードで支払った方がいい?」
「自社回線の速度は?エリアは?」
楽天モバイルは大手キャリアよりもお得であり、格安SIMのMVNOと比べても遜色ない料金設定です。
そして、楽天カードを利用するとさらにお得になります。ここでは、楽天モバイルの概要からお得に利用する方法を解説します。
楽天モバイルの特徴
「第4のキャリア」としてスタートした楽天モバイルですが、サービス自体は以前からありました。
ここでは楽天モバイルがどのように変わったのか、その概要から魅力を解説します。
楽天モバイルはキャリア(MNO)になった
これまでの楽天モバイルは格安スマホ(MVNO)であり、大手キャリアのドコモやauの回線を使って、サービスを展開していました。
※従来のサービスは4月7日で新規受付を終了
それがこの度、楽天モバイル自体がキャリアとなりました。つまり、独自の回線でサービスを展開するようになったのです。
まだ全国で利用できるわけではないのですが、随時エリアは拡大しています。
楽天モバイルの回線エリアは全国ではない
- 北海道・・・札幌市東区、札幌市清田区
- 埼玉県・・・さいたま市西区、さいたま市北区、さいたま市大宮区、さいたま市見沼区、さいたま市中央区、さいたま市桜区、さいたま市浦和区、さいたま市南区、さいたま市緑区 、さいたま市岩槻区、川口市 春日部市、上尾市、草加市、越谷市、蕨市、戸田市、朝霞市、志木市、和光市、新座市、八潮市、富士見市、三郷市、蓮田市、ふじみ野市、三芳町
- 千葉県・・・千葉市中央区、千葉市花見川区、千葉市稲毛区、千葉市若葉区、千葉市緑区 、千葉市美浜区、市川市、船橋市、松戸市、習志野市、八千代市、鎌ケ谷市、浦安市、四街道市、白井市
- 東京都・・・23区、武蔵野市、三鷹市、調布市、狛江市、西東京市
- 神奈川県・・・横浜市鶴見区、横浜市神奈川区、横浜市西区、横浜市中区、横浜市南区、横浜市保土ケ谷区、横浜市磯子区、横浜市港北区、横浜市都筑区、川崎市川崎区、川崎市幸区、川崎市中原区、川崎市高津区、川崎市多摩区、川崎市宮前区
- 新潟県・・・刈羽村
- 愛知県・・・名古屋市千種区、名古屋市東区、名古屋市北区、名古屋市西区、名古屋市中村区、名古屋市中区、名古屋市昭和区、名古屋市瑞穂区、名古屋市熱田区、名古屋市中川区、名古屋市港区、名古屋市南区、名古屋市守山区、名古屋市緑区、名古屋市名東区、名古屋市天白区、春日井市、津島市、大府市、尾張旭市、豊明市、日進市、清須市、北名古屋市、弥富市、あま市、長久手市、東郷町、豊山町、大治町、蟹江町、飛島村 ・三重県・・・木曽岬町
- 京都府・・・京都市北区、京都市上京区、京都市左京区、京都市中京区、京都市東山区、京都市下京区、京都市南区、京都市右京区
- 大阪府・・・大阪市都島区、大阪市福島区、大阪市此花区、大阪市西区、大阪市港区、大阪市大正区、大阪市天王寺区、大阪市浪速区、大阪市西淀川区、大阪市東淀川区、大阪市東成区、大阪市生野区、大阪市旭区、大阪市城東区、大阪市阿倍野区、大阪市住吉区、大阪市東住吉区、大阪市西成区、大阪市淀川区、大阪市鶴見区、大阪市住之江区、大阪市平野区、大阪市北区、大阪市中央区、堺市堺区、堺市北区、吹田市、守口市、八尾市、松原市、大東市、門真市、摂津市、東大阪市、四條畷市
- 兵庫県・・・神戸市東灘区、神戸市灘区、神戸市兵庫区、神戸市長田区、神戸市中央区、芦屋市
- 沖縄県・・・那覇市、浦添市
上記の通り、現在の楽天モバイルの独自回線のエリアは東京、大阪、名古屋など一部の都市部に集中しています。
サービスエリアについて詳しくは公式サイトをご覧ください。
楽天モバイルのプランは「Rakuten UN-LIMIT」だけ
「Rakuten UN-LIMIT」とは、月額2,980円でデータ使い放題になるプランです。現在楽天モバイルではこのプランだけです。※海外でも2GBまで使える
他社のキャリアの場合、データ無制限プランだと月額6,000円以上はかかります。対応エリアを生活圏にしている人が限定となるわけですが、2,980円は安いですよね。
また、国内外の電話もかけ放題であり、契約解除手数料もかかりません。
今ならキャンペーンで1年間0円!?
現在楽天モバイルでは、月額料金を1年間無料になるキャンペーンを実施しています。
ただ、300万名先着のキャンペーンとなっているのでできるだけ早めにお申込み下さい。
楽天モバイルのデメリットはエリアと対応機種
データ使い放題で月額料金も安いのが魅力の楽天モバイルですが、当然デメリットもあります。
まず、先述した使えるエリアの狭さです。現在は一部の都市部にしか対応していません。
そして、対応機種が限定されています。例えば、基本的にiPhoneは利用できない、もしくは一部の機能しか利用できません。Android機種も購入したキャリアによっては同様に利用できません。
楽天モバイルを利用しているユーザーのなかには、「iPhoneでも利用できる」なんて声もありますが、iPhoneは公表されている対応機種には入っていません。
実店舗に行ける方であれば、事前に相談した方がいいでしょう。
楽天モバイルの対応機種については公式サイト「ご利用製品の対応状況確認」をご覧ください。
楽天モバイルを楽天カードで支払うメリット3つ
楽天モバイルの料金の支払いは楽天カードにした方がお得になります。ここでは、どのようにお得になるのかを紹介します。
メリット➀ 楽天スーパーポイントが2倍貯まる
楽天モバイルは、月々の支払い100円につき楽天スーパーポイントが1ポイント(=1円)付与されます。また、楽天カードで支払いをすると、その分にもポイントが100円につき1ポイント付与されます。
つまり、楽天モバイルの料金を楽天カードで支払うと2倍の楽天スーパーポイントが貯まるわけです。月額2,980円を1年間支払うと年間で3万5,760円支払うことになります。1年間で714円分のポイントが付く計算です。
また、楽天カードは通常の支払いでもポイント還元率が1%と高いクレジットカードなので、モバイル料金以外でも効率的にポイントを貯められます。
メリット② 楽天スーパーポイント払いならポイントを使い切れる
当然ですが、楽天スーパーポイントは楽天モバイルの料金に使えます。
楽天モバイルには、楽天スーパーポイント支払いがあり自動的にポイントを充ててくれるので、期間限定のポイントも忘れずに使い切れます。
楽天スーパーポイント支払いの設定は楽天モバイルのスマホアプリから簡単にできます。
メリット③ 楽天市場の買い物でポイント還元率が高くなる
通常、楽天市場で買い物をすると楽天会員は1%のポイント還元を受けられます。
加えて、楽天カードでの支払いだと+2倍、楽天モバイルに加入していると+1倍のポイント還元を受けられます。
つまり、楽天市場での買い物で4倍のポイント還元を受けられるようになるのです。
楽天モバイルに契約するなら楽天カードがあった方がいい
もちろん、楽天モバイルは楽天カードがなくても利用できます。しかし上記の通り、楽天カードで支払った方が断然お得です。
楽天カードを持っていない人はこの機会に検討してみてはいかがでしょうか。
楽天カードで支払うとどれくらいお得になるのか?
ちなみに、筆者は楽天モバイルを契約していて、楽天カードで支払いをしています。
ここでは、どれくらいお得になるのかを体験をもとに解説していきます。
毎月の利用料金はほぼポイントで支払える
上記は筆者の直近の楽天モバイルの料金支払いの履歴です。契約しているのは従来プランですが、総額は2,774円なので現行プランの月額2,980円と大差はありません。
過去3ヶ月で料金として支払った総額は1,752円、ほとんどをポイント利用で済ませています。
楽天モバイル×楽天カードなら簡単にポイントは貯まる
上記のように月額料金の約3,000円を貯めようと思うと、単純計算だと30万円分を楽天カードで支払う必要があります。
しかし、実際はもっと簡単に貯まります。
先述したように、楽天モバイルを楽天カードで支払うとポイント還元は2倍、楽天市場の買い物分は最低でも4倍(他にもオプションがある)なので、実質は毎月10万円前後の利用で十分に貯まります。
日常の支払いでも楽天カードを利用すれば、10万円程度は使うのではないでしょうか。
このように、楽天カードを日常で何気なく利用するだけで、毎月の携帯料金がポイントだけで済むようになるのは魅力的です。
他社キャリアのドコモ、au、ソフトバンクでもそれぞれのポイント還元はありますが、そもそもの料金が高く、楽天スーパーポイントほど効率的に貯めるのは難しいです。
「どれくらいお得になるのか」を試算するのは個人によって変わりますが、現在ご利用している毎月の経費分が浮くと考えてもいいでしょう。
楽天カードと楽天モバイルの同時申込がおすすめ!
これまで説明したように、楽天モバイルを契約するなら楽天カードは必須と言っても過言ではありません。
- 楽天スーパーポイントが2倍付与される
- 楽天市場の買い物も通常の4倍以上のポイント還元を受けられる
- モバイル料金を楽天スーパーポイント払いに設定できる
メリットは沢山あります。楽天モバイルのデメリットであるエリア、対応機種をクリアできるので「楽天モバイル×楽天カード」を検討してみましょう。
楽天モバイルの申し込みは簡単
楽天モバイルの申込はスマホから簡単にできます。必要なのは次の4つです。
- 本人確認書類
- 楽天会員のユーザーIDとパスワード
- 支払い情報(クレジットカードもしくは銀行口座)
- MNP予約番号 ※他社乗り換えの場合
本人確認書類は運転免許証や個人番号カードなどでOKです。
また、他社から乗り換えの場合は、現在契約している携帯会社にてMNP予約番号を取得しておきましょう。あとはWEBから申し込み、手順に沿って手続きをするだけです。発送される端末とSIMカードが揃えば完了です。
詳細は楽天モバイル公式サイトをご覧ください。