HOME  クレジットカード部  お役立ち・基本知識上手に使えばリボ払いは怖くない!ショッピングリボの活用方法

お役立ち・基本知識
上手に使えばリボ払いは怖くない!ショッピングリボの活用方法

リボ払い 上手な使い方

メジャーな購入方法として認識されているショッピングリボですが、ネット上では支払いに追われる怖い体験もよく見ますよね。

そういった体験談から、リボ払いは「利用すると危険な購入方法」として有名になりました。

しかし、それらは間違った使い方や正しい知識がないままに利用してしまったための結果なのです。

上手に使えば毎月の支払いの負担を軽減でき、支払いに追われるということもありません。

今回は、そんなリボ払いの上手な使い方と注意点を解説していきます。

目次
0.リボ払い・分割払いの違い
リボ払いとは?
分割払いとは?
1.リボ払いを利用する3つの方法
方法1.支払い時にリボ払いを選択
方法2.支払い後に「あとからリボ」を利用
方法3.事前リボ払い登録
おまけ.リボ払い専用カードもある
2.リボ払いを上手に使う方法
3.リボ払いの注意点
注意点1.基本的に利用しない
注意点2.毎月必ず利用明細を確認する
注意点3.リボ払い,あとからリボは使わない
4.まとめ

0.リボ払い・分割払いの違い

本題に入る前に、「リボ払い」「分割払い」の違いについてご紹介していきます。

リボ払いと分割払いは、どちらも支払い代金を複数回に分けて支払う方法ですが、考え方が違います。

リボ払いは、「基本的に支払金額を一定にする」という支払方法であり、分割返済は「商品ごとに返済回数を決める」という支払方法になります。

リボ払い・分割払いの違い

リボ払いとは?

先ほどもご紹介したように、リボ払いは、「基本的に支払金額を一定にする」という支払方法になります(あくまでリボ払いで購入した商品に限ります)。

例えば、毎月のリボ払いの支払金額を手数料込で1万円に設定しているとします。

リボ払いで5万円の時計を購入すると、毎月1万円支払う事になります。次の月にリボ払いで3万円のジャケットを購入しても、支払いは毎月1万円のままになります。

リボ払いとは

このように、クレジットカード会社が利用金額に応じて設定している最低支払金額を下回らない限り、毎月の支払金額が変更になる事はありません

分割払いとは?

分割払いも先ほどご紹介したように、「商品ごとに返済回数を決める」という支払方法になります。

購入した商品を3回、6回、12回など事前に決めた回数に分けて支払う事ができます。

リボ払いの時に使用した例で考えると、5万円の時計を5回払いで購入すると、毎月1万円ずつ支払う必要があります。次の月に3万円のジャケットを3回払いで購入すると、これも毎月1万円ずつ支払う必要があります。

つまり、ジャケットを払い終えるまでは、毎月2万円ずつ支払う事になります。

分割払いとは※便宜上、分割手数料の金額は除いています。

1.リボ払いを利用する3つの方法

ショッピングでリボ払いを利用するには、次の3つの方法があります。

リボ払いを利用する3つの方法

方法1.支払い時にリボ払いを選択

クレジットカードで買い物の代金や飲食店の支払いをするときにリボ払いを選択することで、リボ払いを利用する事ができます。

利用するお店によっては利用できない場合もあります。

方法2.支払い後に「あとからリボ」を利用

一括払いで支払ったものを、あとからリボ払いに変更するのが「あとからリボ」になります。

「一括で払ったけど急な出費で厳しくなった」といった場合に利用しましょう。

ほとんどのカードで、会員ページから利用する事ができます。

方法3.事前リボ払い登録

「事前リボ払い登録」は、事前にリボ払いを設定しておくと、カードを利用した際に全てリボ払いになるサービスです。

「あとからリボ」と同様に、会員ページから手続きできます。

注意しておきたいのは、このサービスを利用している間は「1括払い」を選択したとしても、必ずリボ払いに変更されてしまうという点です。

おまけ.リボ払い専用カードもある

方法3でご紹介した「事前リボ払い」は、通常の1括購入に戻す事ができますが、リボ払い専用カードは、利用すると必ずリボ払いになってしまいます。

このカードはリボ払いしか利用できないため、おすすめしません。

2.リボ払いを上手に使う方法

リボ払いを上手に利用する方法は、「事前リボ払い登録」を利用し、支払い金額を「毎月支払う事ができるMAXの金額」に設定する事です。

例えば、クレジットカードを毎月5万円くらい利用しているとします。少し大きな買い物をした時は10万円くらい利用しますし、使わないときは3万円くらいしか利用しません。

お財布事情としては、10万円の支払いがある月は大変ですが、8万円くらいであれば大変ではないとします。

リボ払いを上手に使う方法

こういう状況であれば、毎月の支払金額を8万円に設定します。

そうする事で、毎月の支払いが楽になりますし、翌月か翌々月にはリボ払いの支払いが終わっている状況を常に作る事ができます。

上手なリボ払いの使用方法

1つ注意する点としては、毎月の使用金額を必ず確認するという事です。8万円以上利用する月が3か月以上続いてしまうのであれば、お金の使い方を見直すようにしましょう。

ポイント還元率も高い

リボ払いは通常のカード利用よりもポイント還元率が高いです(だいたい2~3倍)。

ですので、上手に利用すれば、通常のカード利用よりお得になります。

3.リボ払いの注意点

注意点は次の3点です。

リボ払いの注意点

注意点1.基本的に利用しない

そもそも苦しくなるような金額を利用しなければ、リボ払いを利用する必要性はありません。

可能であれば、リボ払いを利用しなくて良い状態を作りましょう。

注意点2.毎月必ず利用明細を確認する

「事前リボ払い登録」を利用する場合、毎月設定した金額以下しか利用する事はないため、ついつい使いすぎてしまうというリスクがどうしても伴います。

ですので、毎月必ず利用明細を確認するようにしましょう

注意点3.リボ払い,あとからリボは使わない

「リボ払い」「あとからリボ」は、基本的に借金と同じです。

これらは使わないようにしましょう。

4.まとめ

ショッピングリボ払いは、きちんと計画を立てて使えば便利な購入方法です。

ただし、仕組みを理解しないままむやみに多用してしまうと、いつまで経っても支払い終わらないと言った困った状況に陥ってしまう危険もあります。

リボ払いを利用するのであれば、「事前リボ払い登録」を利用し、毎月支払い明細を確認するようにしましょう。

監 修

小河 俊紀

    1972年富山大学経済学部経済学科卒業。(株)日本クレジットビューロー(現ジェーシービ)入社。カード基幹業務全般に従事。総務部調査役。1990年ヤマハ(株)入社。製造・卸・小売業における顧客囲い込み戦略推進。2008年に経営コンサルCard Seekを創業。現在に至る。すごいカードにて「マネーの未来」を連載

詳細プロフィール