この記事は、貯金がなくなりそうな人、なくなった人のために書きました。
「貯金がすぐなくなる!」と思っているあなた。
きっとなんとなくでも「アレが原因だろうなあ」と気づいていることでしょう。
でも、原因をなんとなく理解するだけで終わらせていては、いつまで経ってもあなたの貯金は増えません!
この記事では貯金がなくなる原因8つのほか、すぐにはじめられる簡単な対処法を3つまとめてお伝えしていきます。
ぜひ記事を読んで、貯金がすぐなくなる生活とはさよならをして、老後も安心な日々を送りましょう!
貯金がなくなる原因・8つ
- 「安い!」と思うと安易に買ってしまう
- クレジットカードの分割払いをつい使ってしまう
- コンビニや自動販売機などをよく使う
- 友人が多く結婚式などイベントへの参加が多い
- 車など趣味にお金がかかる
- パチンコやガチャなどギャンブルが好き
- 学費を奨学金でまかなっていた
- 郵便局(ゆうちょ銀行)への貯金を長年放置していた
貯金がなくなる原因は、主にこの8つが考えられます。ひとつずつ詳細を見ていきましょう。
原因① 「安い!」と思うと安易に買ってしまう
百均など元々の値段が安いショップ、またはセール品などを衝動買いする頻度は高くありませんか?
その場合、ひとつひとつの買い物金額は数百円、数千円だったとしても、ひと月のトータルで数万円になっている可能性が高いでしょう。
このような買い物の癖がついていると、結果として毎月稼いだ分だけ使い切り、貯金にあてるお金がなくなるというケースも多いです。
原因② クレジットカードの分割払いやローンをつい使ってしまう
高額商品の分割払いやエステサロンなどのローン払いを気軽に使ってはいないでしょうか。
2回払い程度であればすぐに払い終わりますが、5回、10回と分割回数が増えていけばいくほど、「気が付いたら毎月の支払いに財布が圧迫されている」状況になりがちです。
それに2ヶ月程度であれば「分割払いの料金があるから節制しよう」と思いやすいのですが、期間が長くなればなるほどその感覚も薄れていき……。
支払いが残っているかどうかなど関係なく、お金を使ってしまい貯金がなくなる傾向にあります。
原因③ コンビニや自動販売機などをよく使う
コンビニや自動販売機は一般的なスーパーと比べると、料金が割高です。
そのため、必要なときに都度コンビニを利用しているようであれば、想像以上にお金を使っている可能性が高いでしょう。
たとえば、毎日のお昼代に700円使っていたとして、25日間くりかえせば17,500円にもなります。
これに自動販売機の飲み物代を足したとしたら、軽く20,000円を超えてしまうでしょう。
そのため、普段からお弁当や飲み物を持参している人に比べると、そうでない人は貯金がなくなる傾向にあります。
原因④ 友人が多く結婚式などイベントへの参加が多い
結婚式に参列するとなると最低でも1回3万円以上(お祝儀代)がかかります。
こればかりは仕方のないところではありますが、友人の多い人ほど結婚式の参列頻度も高くなり、負担になりがちです。
また、飲み会などお金がかかる集まりが多い場合も、頻度が高ければ高いほどお金が飛んでいくでしょう。
友人との集まりは大切なものではありますが、貯金がなくなるほどとなってしまうと少し頻度を見直す必要があるでしょう。
原因⑤ 車やバイクなど趣味にお金がかかる
車やバイク、ゴルフ、カメラ、オーディオなどこだわりはじめるとキリのない趣味をもっていると、貯金がなくなりがちです。
決めた金額内で楽しんでいる分にはまだよいのですが、新製品が出るたびに衝動買いしてしまうなどといった傾向があるのなら要注意でしょう。
原因⑥ パチンコやガチャなどギャンブルが好き
ギャンブルは「もう少しお金をかけたら当たるのでは」という心理になりやすく、貯金がなくなるほどお金を使ってしまう人が少なくありません。
近年では、ネットゲームやアプリのガチャに課金する人も増えていますが、これも一種のギャンブル。
パチンコなどよりも気軽にお金を使いやすく、使っている感覚が薄いため注意が必要です。
原因⑦ 学費を奨学金でまかなっていた
奨学金の返済は月々1万円前後から、高ければ4万、5万ほど。返済年数は13~20年と長期に渡ります。
奨学金破産する人も増えてきているとニュースでも取沙汰されていますが、貯金がなくなるどころか貯金ができないほどの返済はかなり大きな負担といえるでしょう。
原因⑧ 郵便局(ゆうちょ銀行)への貯金を長年放置していた
今回、紹介している貯金がなくなる原因の中では特例ですが、「郵便貯金」は長期間取引していない場合、引き出す権利を失ってしまいます。
明確な期間は、預入期間が満期の次の日から20年2ヶ月払い戻しがないと権利が消滅してしまいますので、心配な人は確認してみてください。
貯金がすぐなくなる人に試してもらいたい対処法
貯金がなくなる原因が分かったところで、今度は対処法をチェックしていきましょう。
ここで紹介する貯金の対処法は3つだけ!すぐに取り掛かれるものばかりなので、ぜひお試しください。
収支を把握しよう
貯金がなくなるのを防ぐためには、まず「どのくらいお金が入ってきて、どのくらい出ていっているのか」を明確に把握する必要があります。
できれば最低でも3ヶ月ほど家計簿をつけられればベストです。
しかし、家計簿は面倒で続けられないという場合には、支払いを可能な限りクレジットカードにするなど、利用内訳を確認できるようにしましょう。
収入から固定費と貯金したい額を引き、自由に使えるお金は毎月どれぐらいなのかをまずは意識してください。
通信費を見直そう
固定費の中で節制しやすいのは、通信費です。
特に近年では格安スマホが普及しましたが、キャリアから格安スマホに切り替えるだけで5,000~10,000円ほど通信費を抑えることができます。
なお、同じく節制しやすいと食費を削る人も多いのですが、あまりおすすめできません。
食事の影響はすぐに出るものではなく、特に若い内であれば影響を感じにくいもの。
しかし十年後、二十年後、歳を取ってから骨や内臓、血管などに大きな影響が出て、健康寿命を一気に縮めてしまう恐れがあるのです。
少なくとも野菜を取らずにパンだけなどといった偏った食生活は避けましょう。
積立口座を作ろう
どうしてもお金を使ってしまって貯金がなくなるのであれば、貯金用の口座を作りましょう。
多くの銀行が積立式の預金サービスを取り扱っていますが、毎月決まった金額が別口座から預金されるタイプがおすすめです。
こうして明確に使ってよいお金と貯金用のお金を分けることで、「ついつい使ってしまう」というクセから抜け出す環境を作るようにするといいでしょう。
貯金はないがすぐにお金が必要!そんなときは計画的にカードローン
貯金はないが結婚式に参列しないといけない、葬式の手続きをしなくてはいけないなど、冠婚葬祭では突然お金が必要になります。
また、冠婚葬祭でなくても「うっかり使いすぎてしまい家賃がこのままでは払えない」といったケースもあるでしょう。
そんなときにはカードローンを利用するのもひとつの手です。
ただし、もちろん考えなしにカードローンを利用するのはNG。ここでは利用時の注意点も解説していくのでチェックしてください。
貯金がないときは無利息期間のあるカードローンがおすすめ!
無利息期間サービスが適用されると、利息の発生しない期間が1~6ヶ月間ほどあるため、貯金がないという切羽詰まった状況のときにはとても助かるでしょう。
下記はすべて無利息期間サービスを取り扱っているカードローンです。
プロミス
プロミスでは「30日間の無利息サービス」(※メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要)を取り扱っています。
また最高金利が17.8%と、少しだけ消費者金融系カードローンの相場よりも低い設定なのが特長!
はじめての利用であれば最高金利で契約になるものなので、少しでも低金利のカードローンをと考えているのであればプロミスがおすすめです!
アイフル
アイフルもはじめての方に限り、「最大30日間の無利息サービス」を取り扱っています。
利用可能額が1,000円からOKということで、必要な分だけを借り入れられるのがポイント!
うっかり借りすぎてしまうのではないかという心配のある人におすすめです。
レイク
レイクは、「お借入れ全額60日間無利息サービス」と「5万円分180日間無利息サービス(契約額1万円~200万円)」を取り扱っています。
借入希望額が少額であれば、後者の180日間無利息サービスがとてもお得!
たとえば5万円の借り入れであれば、毎月8,500円程度の返済でも利息ゼロで借り入れ可能です!
カードローン利用の注意点
カードローンは計画的な利用さえできれば、とても便利なサービスです。
ここでいう計画的とは、「◯円借りた場合、◯ヶ月で返すために、毎月◯円返済する」といったことを明確にできているということ。
カードローンは返済までに期間がかかればかかるほど利息がふくらみます。
その点についても考えたうえで負担にならない返済計画をしっかりと立ててから、カードローンを利用するにようにしましょう。
貯金がすぐなくなる人はまず原因を突き止めよう!
貯金がすぐなくなるという人には、必ずなんらかの原因があります。
まずはその原因について曖昧にせずにしっかり意識して、改善に取り組むことが重要です。
そして、収支もきっちりと把握し、貯金しやすい環境を整えていきましょう。
専門監修者コメント
貯金がすぐなくなる、またはなかなか貯められないという人には、必ず原因があります。
まずはその原因を把握し、原因に対する意識と行動を理解することが大切です。
その上で、記事にもあるように収支をしっかりと把握し、自分なりの対処法を実践するが重要になります。
そして、貯金をする上で何よりも大事なのは「何のために貯金をするのか」と貯金をする目的を明確にすることです。目的が明確になれば、その目的を達成するための計画と環境を整え、あとは実践を習慣化していくだけです。
ぜひ、「原因と目的」を明確にして、「意識と行動」を変えていってください。FP竹内誠一氏のプロフィール