この記事は、審査の甘い融資先を知りたい人に向けて書きました。
キャッシングには審査があるため、「審査の甘い会社が知りたい!」という人は多く、インターネットで「審査の甘い融資先一覧」と検索する人が沢山います。
多くのサイトでは、審査が甘い融資先として「中小消費者金融」を勧めていますが、はっきり言って誤った情報です。
ネット上の情報を信じ、中小消費者金融の審査が甘いと思って申し込みすると、通るはずだった大手消費者金融の審査に通らなくなるなど、無駄な作業に終わってしまうことがあるので注意しなくてはいけません。
そこでこの記事では、中小消費者金融の審査に関しての真実をお伝えしていきます。
そもそも審査の甘い融資先はありません!
中小消費者金融はなぜ審査が甘いと言われる?その理由
中小消費者金融ならブラックでも審査に通る、は大嘘!
諦めないで!この5つの条件を満たせば審査に通る見込みがある
キャッシングをするなら、まずは大手消費者金融がおすすめ
そもそも審査の甘い融資先はありません!
審査の甘い融資先はひとつもないと知っておきましょう。
融資をする際に審査をする目的は、返済能力のない人にお金を貸してしまわないようにするためです。
返済能力のない人に融資すると、貸したお金が返してもらえず赤字になってしまうことがあります。
キャッシング会社のような融資先は商売としてお金を貸しているわけですから、赤字になるのは絶対避けなくてはいけません。
このため、どの会社であっても審査は厳格に行ないます。
中小消費者金融はなぜ審査が甘いと言われる?その理由
冒頭でもお伝えしたように、中小消費者金融でも審査はしっかりとされるため、甘いなんてことはありません。
それにも関わらず、中小消費者金融の審査が甘いと言われる理由は、「大手とは審査基準が大きく違う会社がある」からです。
大手消費者金融の場合、審査基準はどこも似たりよったりです。
よって、大手消費者金融で審査落ちになってしまった人は、他の大手消費者金融でも審査に通らない可能性が高くなっています。
それに対して、中小消費者金融の場合、大手とは異なる審査基準を採用している会社があります。
このため、「大手消費者金融で軒並みダメだった・・・」という人でも、中小消費者金融なら審査に通ってしまうこともあるのです。
しかし、審査自体はしっかりとされるため甘いなんてことは決してありません。
中小消費者金融はただ単に、大手消費者金融とは異なる審査基準を採用している会社があり、大手でダメな人でも借入できる可能性があるというだけに過ぎないのです。
むしろ、審査通過率(融資件数/申込件数)自体は大手消費者金融のほうが圧倒的に高いです。
会社 | 審査通過率 |
---|---|
中小消費者金融 | 約10.0% |
プロミス | 35.8%(2021年2月) |
アコム | 40.4%(2021年2月) |
アイフル | 40.7%(2021年2月) |
レイクALSA | 33.1% (2020年10月~12月平均) |
SMBCモビット | 非公開 |
「たまたま中小消費者金融から融資を受けられた」人のエピソード自体が極めてまれなものだと分かります。
中小消費者金融ならブラックでも審査に通る、は大嘘!
インターネット上には、「中小消費者金融ならブラックでも借入できる」と記載しているサイトが多数ありますが、これは大嘘です。
信用情報に「金融事故」の記録があるブラックな人は、中小消費者金融でも高確率で審査落ちになります。
中小消費者金融でも大手とおなじように、信用情報機関への照会がありますので、ブラックですと審査に致命的な情報になるからです。
債務整理や長期延滞などの金融事故を起こしたブラックな人は、「お金に関して信用できない」と判断されてしまいます。
中小消費者金融は「信用貸し」であり、申込者の信用で融資をしますので、お金に関して信用できない人にはまず融資してくれません。
審査に通った人はブラックでなかった可能性がある
「ブラックだけど中小消費者金融なら審査に通った!」という人は、そもそもブラックでなかった可能性があります。
俗に言うブラックリストになってしまうのは、以下のような金融事故を起こしたときのみです。
長期延滞
代位弁済
強制解約
上記の金融事故を起こしたことがない人はブラックになっていません。
また、以前はブラックだったけど今は違うという可能性もあります。
信用情報に金融事故の記録が残るのは5年~10年であり、この期間を過ぎれば、記録は消えるからです。
ブラックでも審査に通る可能性のある例外的なケース
ブラックだと高確率で審査に通らないのは事実ですが、100%審査落ちになるというわけではありません。
可能性は低いですが、「ブラックになってから時間が経っており、現在は返済能力に問題がない」という場合なら、審査に通ることもあります。
たとえば、金融事故を起こしてはいても大分前のことで、毎月収入があり、他社の返済もずっと延滞せずにできているような場合ですね。
このような場合なら、「過去に問題はあるものの、現在の返済能力は十分あるので融資しても大丈夫」と判断され、審査に通ることもあるのです。
とはいえ、このようなケースはあくまで例外だと知っておきましょう。
諦めないで!この5つの条件を満たせば審査に通る見込みがある
ここまで解説したように審査が甘い融資先はなく、それは中小消費者金融でもおなじです。
しかし、そもそもキャッシングの審査のハードルはそこまで高くありません。
審査を厳格にされるのは間違いありませんが、最低限のポイントさえ満たすだけで、通過の見込みがあります。
最低限のポイントとは以下の5つです。
- 申込年齢を満たす
- 毎月収入がある
- 総量規制をオーバーしない
- 他社の返済をしっかりする
- 信用情報に金融事故の記録がない
申込年齢を満たす
キャッシングには申込年齢があり、どの会社も20歳以上からとなっています。
上限に関しては各社によって異なりますが、70歳以下という場合が多くなっていますので、申込年齢を満たすのは難しくありません。
毎月収入がある
毎月収入があることは必須条件です。
そのため、審査に通過したいなら、何らかの形で毎月継続して収入を得ている必要があります。
しかし、この点を満たすのは容易です。
パートやアルバイトの収入でもOKとしている会社がほとんどですので、収入が少ない人でも問題なくこの条件をクリアできます。
総量規制をオーバーしない
貸金業者は「総量規制」の対象になるため、他の貸金業者と合わせて年収の1/3までしか借入できません。
貸金業者とは、おもに消費者金融・信販会社・クレジット会社(クレジットカードのキャッシング枠)を指します。
これらの借入合計が年収の1/3に達していると総量規制オーバーになってしまい、審査には100%通らないので注意が必要です。
とはいえ、貸金業者から借入していない、もしくは借入額が少ないのであれば、総量規制はまったく問題になりません。
総量規制の対象外になる借入も審査に影響する
キャッシングの審査では、総量規制の対象外になる借入も影響すると知っておきましょう。
たとえば、銀行のカードローンやフリーローンは総量規制の対象外ですが、利用している場合はその借入金額や借入件数が審査に影響します。
借入金額や借入件数が多いほど、毎月の返済負担が大きくなるため、それ以上の融資が危険な場合があるからです。
総量規制については、「カードローンの総量規制ってなに?5分でわかる総量規制 」でも解説中です。
他社の返済をしっかりする
キャッシングの審査では他社の返済記録を調査されますので、延滞をしないようにする必要があります。
調査の対象となる他社返済は以下のようなものです。
フリーローン
クレジットカード
住宅ローンやマイカーローンなど
ショッピングクレジットや携帯電話の本体分割購入などの割賦払い
多くの人は延滞することなく返済しているかと思いますので、そうであれば他社の返済に関しては心配無用です。
信用情報に金融事故の記録がない
信用情報に金融事故の記録がないという点も必須条件です。
先述したとおり、信用情報に金融事故の記録があると、キャッシングの審査に高い確率で落ちてしまいます。
ただし、金融事故はそう簡単に記録されるものではありません。
たとえば、長期延滞であれば2~3ヶ月間の延滞をして、はじめて記録されます。
数日程度の延滞をしただけで記録されるようなものではありません。
債務整理も手続をしないことには記録されませんし、強制解約や代位弁済もそんなに簡単に起こるものではないのです。
このため、金融事故は多くの人にとって無縁のものですので安心してください。
キャッシングをするなら、まずは大手消費者金融がおすすめ
先の章で解説した、最低限のポイントさえ満たせば、キャッシングの審査に通る可能性があります。
審査に通りそうなのであれば、まずは大手消費者金融への申し込みを検討してみてください。
大手消費者金融とは以下の5社を指します。
アイフル
プロミス
SMBCモビット
レイク
これら5社は審査が非常に早く、すべての会社が即日融資に対応しています。
このため、早ければ今日中にお金を借りることも可能です。
また、無利息期間やWEB完結、ネットキャッシングなどのサービスがある会社もあり、非常にサービスが充実しているというのもメリットです。
申込手続は非常に簡単で自宅でほぼすべてを完了できますし、必要な書類は「本人確認書類」と「収入証明」の2点のみとなっています。
借入額によっては本人確認書類のみで良いので、とても簡単かつスピーディーに借入ができます。
大手消費者金融については、「大手消費者金融会社の一覧表|2020年最新リスト&ランキング 」でも詳しく解説中です。
大手でダメだったら中小消費者金融を検討
「大手消費者金融の審査に落ちてしまった」「過去に申し込みしたけどダメだった」このような人は、中小消費者金融を検討してみましょう。
先に述べたように、中小消費者金融は大手とは異なる審査基準を採用していることがあります。
審査が甘いということは決してありませんが、基準の違いで通過できる可能性もあるため、申し込みしてみる価値はあります。
中小消費者金融については、「中小消費者金融は安全?闇金との違いや安全な中堅消費者金融をご紹介! 」でもお伝えしています。
まとめ
融資である以上、どの会社も審査は厳格に行なっています。
そのため、審査の甘い融資先は存在しません。
これは中小消費者金融にも当てはまりますので、「中小消費者金融は審査が甘い」という情報は信じないようにしてください。
こう聞くと審査が不安になるかと思いますが、キャッシングの審査に通過するのはそこまで難しいことではありません。
最低限のポイントさえ満たせれば良いため、利用できる年齢であり、毎月収入があって、信用情報に問題がない人であれば、審査に通過できる見込みは十分あるので安心してください。
まずは思い切って、大手消費者金融の審査にチャレンジしてみましょう。
その上で、大手消費者金融がダメだったら中小消費者金融を検討するという形がおすすめです。
どこの大手消費者金融を選ぶべきか悩んだときには、プロミスをおすすめします。