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審査に通りやすい消費者金融はない?あなたに合わせた借入先の選び方を紹介

この記事は、少しでも審査に通りやすい消費者金融を探している方に向けて書きました。お金を借りたいのに審査に落ちたらどうしようという不安もありますよね。

結論から言うと、個々人の状況によっておすすめできる消費者金融は変わります。ネット上に、中小企業の消費者金融ならば審査が甘いという声もありますが、一概にそうともいえません。

この記事では、最初に大手と中小の消費者金融を比較し、あなたの状況にあわせた判断ができる情報を提供しています。その上で、企業に関わらず審査に通しやすくするコツや、万が一審査落ちしたときの注意点も解説しているので、ぜひご覧ください。

大手と中小企業の消費者金融を比較!審査に通りやすいのは?

なんとなく、中小企業の消費者金融のほうが審査に通りやすそうと思っている方もいるでしょう。しかし、通過率だけ見ると大手のカードローンが通りにくいとも言い切れません。

大手消費者金融の通過率(成約率)は、だいたい40〜50%ほどです。つまり、半分の人は審査に通っています。一方、中小消費者金融は、通過率を明かしていません。通過率は10%未満ではないかという情報もありますが、公式情報ではないのでうのみにするのはやめましょう。
とはいえ、低い通過率の噂が流れるくらいなので、審査がゆるいということはないと考えられます。

そのほか、大手と中小の消費者金融の特徴を比較してみました。参考にしてください。

審査の仕組み

大手の消費者金融は、基本的にスコアリングシステムを採用しています。スコアリングシステムとは、職業や年収などの項目を元に点数付けする制度です。企業毎に基準は変わりますが、この数字をみて貸付をするかどうか決めています。

一方、中小の消費者金融の場合、担当者が人力で審査をすることもあります。このように、審査の仕方に違いがあります。

金利の高さ

金利に関してはほぼ変わりませんが、大手のほうが若干金利は安めです。具体的に何社かみてみましょう。

消費者金融 金利(年率)
大手消費者金融 アコム 3.0〜18.0%
プロミス 4.5〜17.8%
アイフル 3.0〜18.0%
中小消費者金融 セントラル 4.8〜18.0%
フクホー 7.3〜18.0%
ダイレクトワン 4.9〜18.0%

実際の利率は借入金額などの条件によって変わりますが、大手のほうがやや低めの利率設定になっていることがわかるでしょう。

審査の早さ

大手カードローン会社のほうが、審査が速いことが多いです。最短30分〜1時間ほどで審査をしてくれるところもあり、急にお金に困ったときにも頼りになります。自動契約機を備えている会社も多く、土日でも即日融資が可能です。

中小消費者金融の場合、もう少し審査時間は長くなります。即日融資をするには早い時間に申し込まないといけません。土日に融資できる自動契約機を備えた会社はほとんどありません。

このような事情から、金利を安く、速くお金を借りたい場合は大手消費者金融を利用したほうがよいでしょう。

中小消費者金融の審査が通りやすいと言われる理由は独自の審査にあり

大手消費者金融のほうが金利は安く、審査が速い傾向にあります。それでも中小消費者金融を使う人がいるのはなぜでしょうか?また、中小消費者金融の審査が通りやすいという噂はなぜ流れているのでしょうか?

中小消費者金融の利点は、独自の審査を行っているところにあります。大手の場合、スコアリングシステムを導入しているので、機械的に審査が進みます。一方、中小では担当者が審査をすすめるため、個別の事情も配慮しやすいのです。

そのため、スコアリングシステムに弾かれてしまうけれども返済能力は十分あるという場合、中小消費者金融の審査だけ通ることがありえます。

中小消費者金融の方が審査に通りやすい人

それでは中小消費者金融のほうが審査に通りやすい人を紹介します。ここに当てはまる人ならば、大手のカードローンで審査落ちしても中小消費者金融ならば事情が考慮されて審査に通る可能性があります。

  • 他社借入がある
  • 解決済みの返済トラブルがある
  • 就職・転職したばかりである

それぞれ自分の情状況が当てはまっているか、確認しながら読み進めてみて下さい。

他社借入がある

他社の借り入れがある場合は、中小消費者金融の方が審査に通りやすいと言われています。借入がある時点で、大手にせよ中小にせよ審査に影響が出てくるのは事実です。

借入がある状態で申し込み、大手の審査に落ちてしまった場合は、まずカードローンをまとめて件数を減らすことをおすすめします。おまとめローンを活用すれば、件数が減る上に返済総額が下がる可能性もあります。

また、利用していないカードローンがあれば解約しておくのも有効です。返済が終わっていても、ローンカードを持っている状態ならば、まだ契約は続いています。必要なければ解約してしまいましょう。

解決済みの返済トラブルがある

過去5~10年の間に、クレジットカードやカードローンなどで返済トラブルを起こしている場合、スコアリングシステムに弾かれる可能性が高いです。返済トラブルとは、借りたお金の返済期日遅れや債務整理などを指します。

過去にトラブルがあった人は、また返済できなくなる懸念があるので借り入れしにくいのです。ただし、その当時はどうしようもない事情があり、今は解決しているのならば、状況を説明することで考慮してもらえる可能性もあります。

このような個人の事情を審査に含めてくれるのは中小消費者金融の強みです。

就職・転職したばかりである

基本的に消費者金融の審査では、勤続年数が長いほうが有利です。

具体的な基準は各社異なり、開示はしていませんが、転職したばかりだと審査に不利な傾向があります。なぜなら、これから収入が安定するかわからないからです。

しかし、年収をあげたり、雇用条件を改善したりするために転職した人もいますよね。この場合は具体的な状況をみてもらえれば、返済に問題ないことがわかります。このような状況下では、個人の状況を踏まえてくれる中小消費者金融のほうが審査に通りやすいでしょう。

消費者金融の審査を通しやすくする4つのコツ

ここからは、大手、中小に関わらず消費者金融の審査を通しやすくするコツを紹介します。覚えておくべきコツは4つ。

  • 事前診断を利用する
  • 借り入れ希望金額を最低限にする
  • 今借りているお金を延滞しない
  • 虚偽の情報申告をしない

それぞれ具体的にどうしたらよいのか解説します。

事前診断を利用する

審査に通るか不安なら、事前診断を利用するのがおすすめです。

審査に申し込んだ情報は信用情報として、消費者金融や銀行などとの間で共有されています。そのため、できる限り審査は受けないほうがよいです。
そこで役立つのが事前診断。事前診断を受けた履歴は信用情報には残らないので、審査に自信がない場合は、先に可能性を確認しておけば無駄な審査を受ける必要がありません。

借り入れ希望金額を最低限にする

借り入れ希望金額が高くなるほど、審査に通るのは難しくなります。希望額によっては年収だけで審査落ちになることもあるので、必要な最低限の金額だけ申込みをしたほうがよいでしょう。

特に、初回は審査が厳しいので、10万円程度に留めるのがおすすめです。利用状況に問題がなければ、返済の実績が増えていくにつれて借入額を増枠できるようになります。

まずは少なめに申し込み、審査に通ることを目標にしましょう。

今借りているお金を延滞しない

すでに他社から借り入れをしている場合は、支払いを延滞してはいけません。返済に遅れたという実績が残ってしまうと、その後の審査に悪影響を与えます。

また、可能なかぎり返済してしまうのもポイントです。借り入れ実績があっても返済できていれば実は問題ありません。むしろ、支払い能力があるというアピールにつながります。

虚偽の情報申告をしない

お金を借りるために、年収などを偽って申請するのは絶対にやめて下さい。特に本人確認書類を偽装した場合は、詐欺罪にあたります。

消費者金融の借入審査では必ず本人情報の審査があります。個人信用情報や勤務先への在籍確認があるので、だますことはできません。一度嘘をついたことがバレると、今後の他社の審査も含めてすべて落ちる場合もあるので、正直に申告して下さいね。

消費者金融の審査に落ちた時の注意点

通ると思っていた消費者金融の審査に落ちると、焦りますよね。ここでは、どんなに焦ってもやってはいけない注意点を2つ紹介します。

  • むやみに申込みを増やさない
  • 貸金業の届け出を出していないところは利用しない

審査に落ちた後の行動は非常に大切です。誤った判断をしてしまうと、自分で自分の首をどんどん締めてしまうことになりかねません。

ぜひ、審査を受ける前から頭に入れておいてください。

むやみに申込みを増やさない

審査に落ちたからと言って、慌てて何社も申し込みを増やすのはNGです。

短期間で大量の会社の審査を受けると、申し込みブラックと呼ばれる状態になります。消費者金融に申し込んだ情報は、金融機関相互で共有されます。そのため、短期間で多くの申込みをしていると「この人は相当金に困っているのではないか?貸したお金をちゃんと返してくれるのだろうか…?」と疑問を持たれて審査に落ちてしまうのです。

本来ならば融資に通る状態なのに、申込みが多すぎるという理由だけで落ちるのは避けたいですよね。そのため、審査落ちした場合はその理由を考えるのが先です。

なお、6ヶ月以内に3回程度申込みすると申し込みブラックになる可能性が高いと言われています。1社審査落ちてしまった場合は、審査落ちの原因を改善してから申し込んだほうがよいでしょう。

審査落ちの原因を考えたい方は「お金借りたいのに審査通らない!諦める前に確認すべき5つのポイント」の記事が参考になります。

貸金業の届け出を出していないところは利用しない

消費者金融は、貸金業の登録をしないとお金を貸すことができません。もし届け出がない場合、その業者ははいわゆるヤミ金にあたります。法外な金利を請求されてしまうので、困っても絶対に利用しないでください。

なお、貸金業法では金利は最大でも年利20%までと定められています。これ以上の利息を取られるところは違法なので、頼ってはいけません。

審査に通りやすい消費者金融は個人の状況によって異なる!状況に合わせた会社を選択しよう

誰でも審査が通りやすい消費者金融というものは、残念ながらありません。どの会社も、独自の基準で信用があるかどうか確認しているからです。しかし、個別の状況に応じて、大手と中小消費者金融どちらが通りやすいかという傾向はあります。

この記事を参考に、ご自身の状況に合わせた会社を探してみてください。よく比較をした上で、しっかり審査を受けて資金を調達しましょう。

監 修

竹内 誠一

社会保険庁・日本年金機構23年間在職し年金行政職に勤務。主に、厚生年金・国民年金の適用・給付業務に携わりながら、地域の事業主・住民の皆様の対応に従事。その後、社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーとして独立・開業。現在は、社会保険労務士・FPとして「働き方改革」「健康経営」及び「助成金」を活用した中小企業の経営のサポートしながら、経営者・個人起業家に未来志向のビジネスモデル・ブランディングを提案。また、FPスキルを視野にブライダル業界をサポートしながら、地域創生・社会課題の解決に取り組んでいる。

保有資格 :
  • ファイナンシャルプランナー(AFP)
  • 社会保険労務士
  • 公的保険アドバイザー

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