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審査がどこも通らないが貸してくれるローン会社はある?最終手段は?

審査がどこも通らないが貸してくれるローン会社はある?最終手段は?

審査がどこも通らないが貸してくれるローン会社は、結論からいって、残念ながらありません。

誰であっても絶対に貸してくれるローン会社は存在しないのです。

では、どこも融資してくれない場合にはどうしたらよいのか。

この記事では、借金のあるブラックの方向けに審査に通らない原因を解説するとともに、安全な対処法を紹介します。ぜひ参考にしてください。

審査がどこも通らないが貸してくれるローン会社はない

審査がどこも通らないが貸してくれるローン会社はない

くり返しになりますが、審査がどこも通らない人に対してでも貸してくれるローン会社はありません。

よく「審査がどこも通らないなら中小消費者金融がおすすめ」といった紹介がありますが、実は信ぴょう性のない話です。

大手消費者金融の審査通過率は45%前後が多いのに対し、中小消費者金融の審査通過率は10%弱だといわれています。

大手に比べて経営の安定していない中小ほど、審査に慎重になるのは当たり前のことでしょう。

消費者金融は大手であればあるほど、審査には通過しやすいものなのです。

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それなのに大手消費者金融の審査がどこも通らないのであれば、あなたはいわゆるブラック状態(信用情報機関にて事故情報が登録されている状態)。

気になる方は自分が本当にブラックなのかを確認してみましょう。

自分がブラックなのか確認する方法

審査がどこも通らない原因がブラックなせいなのかを確認するためには、以下3つの信用情報機関にて情報の開示手続きをおこないましょう。

・CIC
・JICC(日本信用情報機関)
・KSC(全国銀行個人信用センター)

どの信用情報機関も窓口のほか、公式サイトからも開示手続きをおこなえます。

信用情報について詳しくは「キャッシングをしても信用情報に傷はつかない!信用情報に傷がつく原因とは?」をご覧ください。

絶対に貸してくれる審査の甘いローン会社はヤミ金融のみ

 絶対に貸してくれる審査の甘いローン会社はヤミ金融のみ

ブラックの状態でも絶対に貸してくれる審査の甘いローン会社があるとすれば、それは「ヤミ金融」のみです。

ヤミ金融の危険性

ヤミ金融が狙っているのは、まさしく「審査がどこも通らないが貸してくれるローン会社を探している困った人」。

悩みにつけこみ、「誰でもすぐに審査なしで貸します」などといった甘い言葉で誘います。

しかし、甘い言葉につられれば、法外に高い金利で契約をさせられるのがオチ。

最終的には利息がふくらみすぎて返済不能になり、暴力や暴言といった違法な取り立てに合い、人生を台無しにしてしまう……。

漫画やドラマの世界のような話ですが、ヤミ金融に手を出せば現実になります。

ヤミ金融の見極め方

ヤミ金融は百害あって一利なし。どんなに困っても手を出さないようにしましょう。

「ここの金融会社はちょっと怪しいのでは……」と思ったときには、まず日本貸金業協会の「協会員検索」を利用してみてください。

貸金業登録は法律で義務付けられているため、検索にヒットしない貸金業者はヤミ金融です

ただし、ヤミ金融のなかには貸金業登録をしては削除をくり返しているケースもあります。

そのようなケースを見極めるためには、「関東財務局長(11)第○○○号」といった登録番号の内、カッコ内の数字を確認してください。

カッコ内の数字は3年に1度の登録更新に応じて、カウントされます。そのため、「数字が小さい=運営年数が短く、ヤミ金融の可能性も高い」ことが分かるのです。

どこも融資してくれない場合、どうしたらいい?

どこも融資してくれない場合、どうしたらいい?

消費者金融がどこも融資してくれない場合には、以下の方法で対処しましょう。

・クレジットカードのキャッシングを使う
・おまとめローンを使う
・ブラック解消まで待つ
・債務整理をおこなう
・収入を増やす
・支出を減らす

詳細は以下のとおりです。

クレジットカードのキャッシングを使う

すでにクレジットカードを保有していて、キャッシング枠が設定されているようであれば、審査なしで融資を受けることができます。

しかし、審査がどこも通らないような状況であれば、すでに多額の借金を抱えているのではないでしょうか。

であれば、クレジットカードのキャッシング枠を使い、少額を借りて一時をしのぐよりも、根本的な解決となる方法を選ぶことをおすすめします。

おまとめローンを使う

おまとめローンとは、いくつかのローンをひとつにまとめるための商品です。

返済に集中するためのローンですので、新たな借り入れは不可。

しかし、借金の総額が高ければ高いほど金利が低くなることから、総利息を減らせる可能性があります。

「ブラックではないが、他社借入件数や金額が多すぎて審査がどこも通らない」「返済の負担を少なくしたい」という方におすすめです。

おまとめローンについて詳しくは「おまとめローンの仕組みと利用法が6分でわかるおまとめ講座」をご覧ください。

ブラック解消まで待つ

たとえ信用情報ブラックに陥っても、その状態は永久的なものではありません。

事故情報にはそれぞれ登録期間の制限が設けられているためです。

原因CICJICC KSC
61日以上の延滞 5年 1年 5年
3ヵ月以上の連続延滞 5年 5年5年
強制解約記載なし 5年 5年
任意整理、特定調停、個人再生 5年5年5年
自己破産 7年 5年 10年
代位弁済 記載なし 5年 5年

信用情報機関は3つありますが、機関同士は常に情報を共有しているため、どれかひとつの機関でも情報が残っている間は審査に影響を与えます。

また、事故情報としての登録ではありませんが、申込みをおこなった時点で登録される申込み履歴は6ヵ月間残ります。

そのため、立て続けにいくつかの消費者金融に申込みをおこなうと多数の申込み履歴が残り、「連続で申込むほどお金に困っている」と判断され、審査に落ちやすくなるのです。

このような状態を「多重申込み」や「申込みブラック」といいます。

多重申込み(申込みブラック)を避けるために、一度に複数の消費者金融に申込むことは避けるのがまずひとつ。

また、審査落ちしたあとの新たな申込みは、6ヵ月の期間をおいてからおこないましょう。

債務整理をおこなう

多額の借金に追い詰められているようであれば、根本的な解決として、「債務整理」を検討してみてください。

債務整理とは、「任意整理」「民事再生(個人再生)」「自己破産」の3種類を指しますが、どれも借金を減額、もしくはゼロにしてくれる法制度です。

債務整理をおこなうことにはいくつかのデメリットもありますが、借金のことばかりを考えて、心身ともにすり減らすような日々を送っているのならメリットのほうが大きいはず。

まずは法律事務所へ相談に行き、自分に合った方法を見つけましょう。

そのほかお金を作る方法について詳しくは「「助けてお金が借りれない」即日審査なしで借りれる最終手段まとめ」をご覧ください。

収入を増やす

収入が少ないがために「審査がどこも通らないが貸してくれるローン会社」を探しているのなら、収入を増やす手段を取り入れるのもひとつの方法です。

収入を増やす方法はさまざまですが、近年では「副業」を始める人が増えました。

本業のかたわらに空いた時間でこなしやすい副業は、クラウドソーシングサイトを通して、依頼を受けて報酬を得るといったものです。

クラウドソーシングサイトで受けられる依頼は、もらった資料をデータベースにコピペするといった簡単作業から、システム開発、翻訳、執筆、イラストデザイン、声優・ナレーションなどさまざま。

自分の能力を活かせる依頼がないか、一度探してみてください。

支出を減らす

浪費が目立つ場合には、支出を減らすよう改善しましょう。

支出を減らすコツとしては、まず不要なものを買いやすいと感じる場所には、必要時以外は近寄らないことです。

たとえばコンビニは立ち寄りやすく無駄遣いしやすい場所ですので、気をつけてください。

それからネットショッピングも衝動買いを起こしやすいものです。購入したいものが見つかったときにはすぐに購入せず、1日おいて冷静になってから「本当に必要か」を吟味しましょう

また、ストレスから浪費に走りやすい場合には、ひと月5,000~10,000円程度の支払いで済む趣味を作るのもおすすめです。

たとえば本や漫画、テレビゲームなどが挙げられますが、毎月コンスタントにある程度のお金を使っているほうがストレスを適度に発散でき、衝動買いに走りにくくなります。

審査がどこも通らないなら根本的解決が必要

審査がどこも通らないなら根本的解決が必要

アルバイトやパートをはじめコンスタントに収入を得ている人であれば、大手消費者金融の審査は決して難しいものではありません

にも関わらず、「審査がどこも通らない」という状況に陥っているとしたら、それは今すぐどうにかなるものではないでしょう……。

審査が甘いとうたう貸金業者を焦って利用しては、ヤミ金融にだまされる恐れもあります。

審査がどこも通らないが貸してくれるローン会社を探すよりも、まずはおまとめローンや債務整理などを利用して、根本的解決を目指しましょう。

監 修

志塚 洋介

証券会社にて勤務しリテール部門からシステム部門に携わったのち不動産会社にてアカウンティング部門に従事。その後独立し、行政書士・FPとして家計や相続、会社法務などの相談・業務や金融・マーケット動向などについてのセミナー活動を行っている。

保有資格 :
  • 1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)
  • ファイナンシャル・プランナー(CFP)
  • 行政書士
  • 宅建士
  • マンション管理士
  • 証券アナリスト検定会員補
  • テクニカルアナリスト

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