皆さまはじめまして!
新・ぜんそく力な日常という実体験をもとにした絵日記ブログを運営する碧乃あか男と申します。
皆さんは日用品や家電など買いたい物がある時、すぐに決める事ができますか?
安価な物なら簡単に決める事ができますが、高価になればなるほど悩みますよね?
価格、性能、新製品かどうか…
多少なりとも調べたりしますよね?
我が家もそれは同じで、下手に安い物を買って、後で後悔をしたくないので、事前にインターネットやお店で、価格や性能、口コミなどをよーく調査して、時には欲しかった物よりワンランク上の物だったり、時には通販の方が安くても、保証の良い実店舗などで購入したりしています。
また、僕の妻がとても慎重派なので、そうやって何日もかけて、よーく調べた物に対しても、自分が少しでも納得がいかなければ…
買うのをやめる事もしばしば…
昨年、僕が病気のため会社を辞めてしまい、家計的に辛い状況だからこそ
“安物買いの銭失い“には、ならないようにしています。
で、今回は皆さんに、紹介するお話は、僕が昨年まで勤めていた会社の社長の、まさに”安物買いの銭失い”をしてしまったエピソードになります。
僕が勤めていたところは、小さな町工場のような会社でした。
工場は昭和30年代の木造倉庫を改装したものらしく、古くて汚くて常に薄暗い職場でした。
もともとケチで貧乏な会社でしたが、10年前のリーマンショック以降、会社の経営状態が厳しくなり、ベテラン社員のリストラや、全社員の給料カットなどいろんな事をやって凌いでいました。
それでも経営はなかなか回復せず、時には使っていない機械をジャンク機として売ったり、酷い時には工場内にある壊れて動かなくなったエアコンの銅線まで、引っこ抜いて売ったりしてました。
そんなある日、社長が工場内の蛍光灯を取り外そうとしていました。
僕は最初、工場の蛍光灯をいくつか外して、リサイクルショップにでも売るのかと思っていたのですが、そうではありませんでした。
実は社長、工場内の蛍光灯を全てLED対応の蛍光灯に交換しようとしていたのです。
えっ⁉︎
ケチケチ貧乏会社の社長がなんでそんなお金をかける事するの⁇
社長の話では、工場内で煌々と照らされる蛍光灯を見て、この電気代が節約できないかと思ったそうです。
製品の検品上、明かりを減らすわけにはいかない、明るさはそのままで電気代が安くなる方法はないかと、LED対応の蛍光灯に変える事を思いついたそうです。
いわゆる先行投資というやつですね。
そして社長は、自ら工場内の蛍光灯を交換してまわりました。
古い汚い工場なので、時には埃だらけになりながら、僕らも時間外にサービス残業として手伝わされたりして
何日かかけて、工場内全ての蛍光灯(3〜40個)をLED化しました。
以前より明るくなった職場に、ご満悦な社長!
少し出費にはなってしまったが、それも今後の電気代で還元できる!
と、思っていた次の日!
なんと、LED蛍光灯が早くも1ヶ所つかなくなっていたんです!
しかもその蛍光灯は、前日に交換したばかりの物!
すぐに新しい蛍光ランプと交換して
次の日…
今度は別の蛍光灯がつかなくなっている‼︎
さらに別の日には、蛍光ランプじゃなく、蛍光灯の本体自体もおかしくなっていました。
そんな感じで、数日おきに何度も何度も蛍光灯や蛍光ランプがつかなくなっていく…
なんでそんな事が起こるのか?
不思議に思った僕が取り外した蛍光灯と蛍光ランプのメーカーをこっそり調べてみると…
よくわからない謎の海外製のメーカーでした!
しかも予備用にこのメーカーの蛍光灯と蛍光ランプをいくつも買っていたみたいで、社長的には工場全体をLED化して、予備も買っておいて、今後数十年は安泰だと思っていたようですが…
安い海外製の粗悪品を買って、数日おきに壊れて交換して、予備の蛍光灯もどんどん無くなって…
電気代節約のため、わざわざお金をかけてLED化したのに、大事なところをケチってしまった
まさに”安物買いの銭失い”でした!
リーマンショックから10年経ちますが、当時カットされた給料は今だに戻っていないといいます。
僕が辞めた後も、会社に嫌気がさして辞めた人がいるようだし、やっぱ出すべき時にキチンとお金を出さないと、会社にも社員にも良い結果には繋がらないですよね?
以上で僕の話は終わりです。
僕にとってお金とは?
会社員時代は、給料カットやパワハラ、病気の悪化など様々な事を無理して仕事をしていたので、お金は辛い苦しいものだと思っていました。
しかし昨年、病気の為に会社を退職し、ブログやライター活動を仕事とした今、収入面ではまだまだ辛い状況ではありますが、自身の思いや体験を漫画や文章として表現ができ、とても楽しいです。
会社員時代、とても辛い苦しいと思っていたお金は、今は辛いけど楽しいものになっています。
今後、ライター活動で収入を増やして、辛い部分をなくして、「お金=楽しいもの」にしたいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございます😊