初めまして。「ほわわん子育て絵日記」という子育てブログを書いておりますけえこと申します。
現在、千葉県に住んでおり子どもが3人おります(長男:中学2年生、次男:小学5年生、長女:小学3年生)
中学2年生の長男がまだ小学生だった頃、我が家では「お正月だけはお年玉を使って自分で好きなものを買っていい」という制度をとっていました。
それは「お金の使いかた」を勉強してほしかったからです。
私も小学生だった頃、お年玉を使って買い物をしたという思い出があります。
当時はお小遣いをもらっていなかったので、自分の手に現金があるということは私にとってすごいことでした。
その時大事にしていたオルゴール付きのくまのぬいぐるみの背中にある「オルゴールが入ってるところ」に自分のお年玉を大事にしまっていました。
初めて自分で買ったのはCDコンポでした。
お年玉の総額とチラシに載ってるコンポの金額。買えるかどうか、何度も何度も確認しながらいっぱい考えて買いました。
自分の持ってたお金がCDコンポになった!!
お金ってすごいなぁと買ってきたCDコンポをまじまじ見つめていたのを覚えています。
だから、子供たちにも同じような体験をしてほしかったのです。
ところが子供たちは私の想像とは全く違いました!!
長男の場合(当時8才)
おもちゃ売り場に行っても、ゲーム売り場に行っても、カード売り場に行っても何も欲しがりません。
特に欲しいものは無いから何もいらないと言われました。
せっかくだからもう少し考えたら?と言ったのですが「いや、いらない。貯金する」と言って結局何も買わずじまいでした。
次男の場合(当時5才)
このおもちゃが欲しい!これも欲しい!その次はこれが欲しい!あ、これも欲しいとあっという間に両手いっぱいのおもちゃ。
「これを全部買ったらお年玉が無くなっちゃうよ。本当に欲しいものだけを買った方がいいよ」と、つい私と旦那が口を出してしまうほど、持ってるお年玉を全部使い切ろうとしました。
次男とよーく話し合って、一番欲しいおもちゃだけを一つ買いました。
長女の場合(当時3才)
自分のお年玉には一切手を付けず、「このおもちゃ欲しいーー!」と祖母にねだっていました。
その現場を発見した私と主人が止めました。
一緒におもちゃ売り場を回って、お年玉で買えそうな値段のおもちゃを一つ買いました。
いやーみんな性格が全然違う!同じように育ててるんですが不思議です。
年齢の違いもあるかと思いますが、基本的な性格は今も変わってません。
一番下の長女は色んな意味で生きていくのが上手そうです。
ちなみに子どもたちの残りのお年玉ですが、こちらは郵便局に子どもたちの名前で通帳を作ってそこに全部貯金してあります。
毎年貯めているので、将来渡してあげようねと旦那と決めています。
お金ってすごいですよね。
始めは同じ紙なのに、使うと違うものにかわる。
それが物の場合もあるし、食料の場合もあるし、経験に変わる場合もありますよね。
子供たちには上手にお金を使えるようになってほしいと思います。
たとえばスーパーに行くと、次男と長女がいつも欲しがるおやつ。1回100円だとして、30日間買ったとしたら3千円。次男と長女の2人分で6千円。
もちろん毎日は買いませんが、それでも積もるとけっこうな金額ですよね。
お母さんがお買い物で買う食品はみんなが食べるものだから、これは「必要なもの」
次男と長女が買ってほしいお菓子は「欲しいもの」たとえば、この「欲しいもの」を我慢してそのお金を貯めたら「もっともっと欲しいもの」が買えることだってあるんだよと伝えています。
本当に欲しくて欲しくてたまらないものを手に入れた時の嬉しさってすごいですよね!
私にとってはCDコンポがそうでした。
これで好きな音楽が聴ける!と大興奮したのを今でもよく覚えています。
今は物があふれているし、なんでも安く買えるようになったので、そういう喜びが少ないような気がします。
中学2年生になった長男は、昔と変わらずよく考えてお金を使うのであまり心配していませんが、現在小学5年生の次男と小学3年生の長女についてはゆっくりと教えていきたいと思っています。
お正月のお年玉だけでなく、もうそろそろちゃんとお小遣いを渡しても良いかなと思っています。
欲しいものをちょこちょこと買うのか、それともコツコツと貯めて少し金額の高いものを買うのか。そういうのも勉強ですよね。
我が家ではあえて子供たちに「うちはお金が無い」と宣言しています。
お金が無いから無駄な出費はできない。
塾に行くのも習い事に行くのもお金がかかる。
だからやるからには本気でやってほしい。
本気じゃないならやめてくれと言っています。
その代わり、どうしてもやりたい習い事があるならママとパパは頑張ってお仕事してそのお金を作るから相談してほしいと伝えています。
「これやってみたいー」「やっぱり思ってたのと違うからやめたいー」っていうのは嫌なんですよね。
やるからには嫌な事だって絶対あるし、それを頑張るからこそ力がつくと思うんです。
お金を稼ぐことに大変さ、お金を計画的に使うことの大切さ、必要なものとそうでないものの見分け方、欲しいものをやっと手に入れた時の喜び。子供たちに知ってもらいたいことはたくさんあります。
いずれ子供たちは私たちの手元を離れ、社会に出ていきます。
いつか独り立ちしたときに、お金と上手に付き合えるようにしてあげたいなと思っています。
一緒にお買い物に行って、売ってるものの値段を見ながら話すのもいいし、塾の請求書を見せたっていいですよね。
どれだけのお金が必要なのか、これから少しずつ教えていきたいと思います。