はじめまして!「ことりパパの育児とお金の話」のブログ運営をしていることりと申します。
この度は、「お金」と「わたし」というテーマについて、私のお金についての考え方について、実体験を交えつつお話していきたいと思います。
私の考える「お金」とは、自由の選択肢を増やす道具。
突然ですが「お金」ってなんでしょうか?
お金そのものはただの通貨ですが、生活に必須であり、時にはお金を多く持つことで優位性を競う、多彩な面を持つ物です。
私はお金を「自由の選択肢を増やすための道具」だと考えています。
例外はあれど、住む場所や、働き方、子供の育て方など、お金があることで自分のやりたくないことを避けて、より自由になる生活を営むことが出来ます。
去年私は大きなお金の悩みに直面しました。
しかし、お金について勉強し、上手な付き合い方を知ることで、お金に悩まない人生のきっかけを掴むことが出来ました。
今回はお金について悩んでいる人に、私がお金に悩んだきっかけや、お金に悩まない人生を送るためにどうしたか、自分の経験を通して話すことで、少しでも力になるためにお話しをしようかと思います。
お金に悩んだきっかけ ~多額の住宅ローンを抱えたとき~
我が家は5歳と2歳の息子がいるごく平凡な4人家族です。
幸いにして夫婦ともに正社員の共働き世帯であり、収入には多少の余裕があります。
それが災いして、お金と向き合う機会は全くありませんでした。
転機が訪れたのは、去年に新築マンションを買ったことです。
頭金等を払って貯金が激減し、4000万円の住宅ローンを背負って初めて考えました。
「こんなに貯金が少ないのに多くのローンを抱えて、この先教育資金や老後の資金も貯めなければいけない。私の将来は大丈夫なんだろうか?」
引き返せないところまできてやっと、私はお金と向き合うことになったのです。
そして、お金に悩まない人生を送るために行うべきことは、現状の収支を把握し、将来に対する資産形成を計画するべきだと考えたのです。
放置していた赤字家計!これじゃお金も貯まらない…。
まず始めに行ったことは、赤字になっている家計の改善でした。
収入に余裕があるせいか、家計の見直しも全くしていませんでした。しかし、いざ家計簿を付けてみると赤字が続いており、お金の不安の大きな要因になっていました。
赤字家計を見直すと、3つの大きな要因がありました。それは①食費、日用品 ②通信費 ③保険料です。それぞれ以下のように改善を行いました。
①食費、日用品の改善
1つ目は、クレジットカード払いを積極的に利用したこと。
2つ目はふるさと納税を利用してお米をもらいました。
この両者のおかげで、月5千円の改善になりました。
②通信費の改善
大手キャリア携帯を利用していましたが、夫婦ともに格安Simに変更したり、プランを変更することで、月に1万5千円の改善になりました。
③保険料の改善
貯蓄型生命保険、学資保険、医療保険に入っていたのを見直し、最低限に必要な掛け捨ての生命保険と医療保険に絞ることで夫婦で月に3万5千円の改善になりました。
この改善により月に5万円以上の家計の改善につながり、赤字家計を脱することが出来たのです。(図1)
貯金だけでは足りない!資産を増やすために米国株投資へ!
老後を過ごすには年金以外に2000万円必要であるというニュースを聞いたことはありますでしょうか?
きっかけは金融庁が発表した、「高齢社会における資産形成・管理」のレポートです。
このレポートの概要を説明しますと、
- 平均的な世帯支出は26万円である(厚生労働省市場レポートより)
- 平均的な年金収入は21万円である(高齢夫婦無職世帯の平均的な年金)
- この差額は5万円となり、自己の資産を崩して生活することになる。おおよそ30年この生活を続けると、約2000万円の貯蓄が必要になる
といった内容です。
しかし、支払われる年金が年々減ってきていること、また現在の日本はデフレではあるものの、政府は年1%程度のインフレ経済に向けての政策を取っていることから、この2000万円より遥かに大きな額の資産がないと生活は困難であると私は判断しました。
例え年に100万円貯金したとしても、65歳まで3000万円の貯金しかできません。そしてもちろん、その間には子供の進学をはじめとした大きな出費もあることでしょう。
このままではとても老後の資金や教育資金は貯まりません。私は投資を学び、資産運用を始めることにしました。
私が始めた投資は米国株を中心とした資産運用です。株式投資、しかも聞きなれない海外の株式投資は非常に抵抗があるかと思いますが、決して遠い存在ではありません。
私たちの年金の一部はGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が株式と債券で運用されています。この運用はニュースでは〇〇円の損失を出した!と言われがちですが、長期で見れば非常に運用成績が好調であることがわかるはずです。
以下は2001年から2018年までのGPIFの運用成績です(図2)。
濃い青の棒線は年間の収益率を表しており、プラスの時もあればマイナスの時もあることがわかります。
しかし、長期的な収益は水色の山を見てもらえば一目瞭然であり、GPIFは17年間で平均3%の収益率、金額にして65.8兆円の収益額を得ています。
特にこの図では2011年以降に大きくその資産額を伸ばしていることがわかります。これは、GPIFの資産構成割合(ポートフォリオ)が変化しているためです。
下記は2011年のGPIFのポートフォリオ(図3)、2019年のGPIFのポートフォリオ(図4)の比較図です。
2011年においては13%程度しかなかった外国株式ですが、2019年では26%と倍増しています。なお、外国株式のほとんどは米国株で構成されており、私たちのよく知っているアップルやアマゾン等優良企業の株式で構成されています。
また、最近では金融庁が導入するつみたてNISA等の優秀な投資の制度も導入されています。私はこのような制度を利用して米国株式により、将来の学費や老後の資産運用をすることに決めました。
「自由の選択肢」を増やすために
お金と向き合うことのなかった私ですが、住宅ローンを抱えたことをきっかけに不安や悩みを抱えることになりました。
しかし、お金について学び、家計の改善や資産運用を学ぶことで、将来の経済的な明るい兆しが見えてその悩みも消えつつあります。
私はこの経験から学んだことは、お金が沢山あるだけでは不安や悩みは決して無くならない、と言うことです。お金を「自由の選択肢を増やす道具」として上手に扱う方法を覚えることで、お金に悩まない人生を送れることでしょう。