こんにちは。普段は30代に関してお金や生活についての情報っ信をしているブロガーのソラマメです。
地元マスコミ企業(出版社、広告関係)から転職し、教育業にて管理職になったものの、たった1年で心が折れて挫折した経歴を持っています。
現在はストレスの少ない会社の平社員へと転職しつつ、ブロガー・WEBライターとしてリモートワークをしながら活動しています。
早ければ30代から出てくる「管理職」への出世の話。私の場合35歳という年齢で管理職に拝命されましたが、私が経験したものはとても過酷なものでした。
そして、私の中で最も大切なこと。それはワーク・ライフに加えてマネーバランスが大切だと実感しました。
この記事では、誰しもが一度は考える管理職の出世と、出世に対するワークライフバランスの崩れ、そして同じ30代が考えるお金の向き合い方について私なりにお話します。
管理職になって得たものはお金より仕事
私は教育業界に20代後半で転職し、30代で管理職になりました。
その当時、子供は生まれたばかり。妻のため、子供のためにも、大切なのはやはり「お金」でした。
子育ては非常に大変かつ、体がそこまで強くない子供でしたので、妻も体を酷使しながら生活をしていました。妻に楽をさせてあげたい、子供が笑顔になるおもちゃをひとつ買ってあげたい。
そんな私に待っていたのは、期待したお金ではなく、山のようにふってくる仕事でした。
月の残業時間が70~80時間は当たり前になり、全国のエリア管理者が集う会議では、私以上に仕事に時間を費やすエリア管理者と比較され、経営者からは「君の働きでは全然足りない」と叱責されたことは、今でも忘れることができません。
そんな環境下にいるうちに、お金はおろか、家族のことさえ頭から離れてしまい、いつしか仕事だけで頭がいっぱいになってしまいました。
体はボロボロになり、毎日終電近くの生活でバランスは崩れ…。そして最後には心の健康を損ねてしまいました。
管理職を辞める際の不安・葛藤
仕事を辞めると決めた一ヶ月間は今でもあまり記憶にありません。それほど管理職という重圧や仕事に対してのプレッシャーが重くのしかかっていたのかもしれません。
そんな心の健康を察してくれた妻から「もう、辞めよう」と言ってもらえ、私は仕事を辞めることができました。
ただ…。
退職が決まると同時に、大きな不安を感じたのはやはり「お金」でした。仕事が決まらなかったらどうしようと病んでしまう日もありました。
また、急な退職だったで、管理職で稼いでいた金額と同額以上の年収の転職は難しく、人手不足といえども私の転職活動は難航していきました。
最終的に転職先として決まったのは、残業も少ない事務の仕事。半ば管理職を経験したので平社員で年収ダウンに伴うモチベーションも低下しました。
このままでいいのか、こんなことをしていていいのかと、転職してからも現状に満足することなどなく葛藤の毎日が続きました。
家族との時間を大切にしながら、お金を増やしていく決意
そんな中、会社の同僚との話の中で、同僚の奥さんは子供がいてもフルタイムで働いていて世帯年収が自分よりも多いことに気づきました。
妻からは「私も働くから大丈夫だよ」と言ってもらえお金に対しての心は晴れました。
妻も働くことができれば世帯での年収を増やすことはできます。これまでは男が一人で一家の大黒柱として家族を支えるんだという気持ちだけで立ち向かっていましたが、自分の年収ダウン分の差額を妻が支えてくれたことで生活レベルを下げることなく、また月によってはそれ以上お金を増やすことができました。
また、その頃からお金に働いてもらって、収入を増やすという考えにもなりました。いわゆる「資産運用」というものです。
自分の労働収入だけでなく、お金にも働いてもらうことで資産を1円でも増やしていけば、未来を恐れることもないと感じました。
特に現在最も力を入れているのはポイント投資で、生活で利用するものはすべて1つのクレカ払いに集中させ、ポイントを利用して現金比率を下げた株式投資し、株式配当を着実に増やしていっています。
さらに残業時間が減ったことによって副業にも取り組もうとブログを始めました。
出版社時代には編集にも携わった経験もあったので文字を書くことは好きでしたし、リスクが少なく始めることができるのが魅力で始めました。
そしてブログの世界を通して感じたのは「今の時代、自分のスキルでお金を増やすことができる」ということでした。ブログはその一部ですが、これまで経験してきた仕事のスキルを形にすれば欲してくれる人がいることを知り、今では自分のスキルでお金を増やすというアンテナが常に働いている状態です。
30代が持ってほしい、お金との向き合い方
30代で管理職を辞めてしまって本当に大切なものを見つめなおした結果、私は「ワークライフマネーバランス」を保てる生活になりました。
仕事とも適度な距離間で向き合えていますし、家族との時間も十分に取れ、子供の成長を以前より近く、長く見れています。何より転職して管理職を辞めたいま、管理職時に稼いだお金より今のほうが稼げています。
さらに、転職前にお金と真剣に向き合ったことにより、格安スマホやクレカ払いを集中化させポイント一本化させ、獲得ポイントを生活に充てるなど支出を減らすというマインドにもなりました。
支出の削減は誰にでもできる使えるお金を増やせる施策ですが、おそらく収入に不安がなければ手を付けない部分だったので、あの時よい経験をさせてもらえたなと今ならいえます。
お金を仕事だけで稼いでいくという考え方が大幅に変わりました。何より家族との時間、子供の成長シーンを見ることができる時間ができたのは30代にとってかけがえのない時間です。
大切なお金について向き合い、支出を減らし世帯年収を増やし、できる範囲のリスクをかけ資産運用して、自分にできるスキルを販売し資産運用をブースト化していく。
どうしてもお金に縛られると仕事に対してもフラットな気持ちでいられません。お金を自分で増やしていけていれば仕事と適度に付き合い、家族との時間を増やせます。
お金を増やすのは出世だけではない、これからの30代にぜひ広まっていってほしいと思います。