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クレジットカードとは?クレカの使い方や選び方、仕組みの総まとめ

クレジットカードとは

クレジットカードが当たり前のものとなり、今更「クレジットカードって何?」と聞けないという方は意外と多いです。

そこで今回は、クレジットカードの仕組みからメリット・デメリットまで、1からお話ししていこうと思います。

クレジットカードとは何かということが分かれば、クレジットカードを選ぶ基準や、クレジットカードを利用する上で気をつける点も自然と分かるようになります。

クレジットカードは使い方をマスターすれば非常に便利なので、ぜひ有効活用してみて下さい。

当サイトでは20代の方向けのクレジットカードバイトをしていない学生向けのクレジットカードも紹介しているので、合わせて読んでみてくださいね。

目次
1.クレジットカードとは
2.クレジットカードの仕組み
3.クレジットカードの限度額とは
4.ショッピング機能とキャッシング機能
ショッピング機能
キャッシング機能
ショッピング枠とキャッシング枠の注意点
5.クレジットカードで使ったお金を支払う流れと限度額の関係
実際にお金を支払うまでの流れ
支払日と限度額の関係
6.クレジットカードの3つの支払い方法
方法1.1括払い
方法2.分割払い
方法3.リボ払い
7.国際ブランドとクレジットカードの発行会社
国際ブランド
カード発行会社
8.クレジットカードの選び方
9.クレジットカードのメリット・デメリット
クレジットカードのメリット
クレジットカードのデメリット
10.おすすめのクレジットカード
11.まとめ

1.クレジットカードとは

クレジットカードとは、信用(クレジット)を基にした、後払い(つけ払い)が出来るカードになります。

クレジットカードは、クレジットカードの発行会社を通して発行される信用の証となるため、アメリカのようなクレジットカード社会では、クレジットカードが1つの身分証となっています。

クレジットカードとは

2.クレジットカードの仕組み

クレジットカードは、下の図のような仕組みになっています。

クレジットカードの仕組み 図

①お客さんは、クレジットカードを使って商品(パン)を買います。
②カード会社から商品代金が支払われ、お店はカード会社に手数料を払います。
③お客さんが、後日カード会社に利用代金を支払います。

これが、クレジットカードの基本的な仕組みになります。クレジットカードを使えば、カード会社が立て替えてくれる為、現金を持ち歩く必要がなくなります。

クレジットカードの仕組みについては「めちゃくちゃ簡単にわかるクレジットカードの仕組みと注意点」で詳しくご紹介しています。

3.クレジットカードの限度額とは

クレジットカードには限度額というものがあり、利用出来るMAXの金額が個人毎に決められています。

クレジットカードは、信用を基にして発行されるカードなので、○万円までならクレジットカードを使用して良いという審査を、1人1人に対して行っています。

その審査によって、使用していいと決められた金額が限度額となります。

例えば、限度額50万円の場合、一定期間(約2ヵ月)50万円までしかクレジットカードを利用することは出来ません(5章で詳しくお話しします)。

他にも、ショッピング枠やキャッシング枠などがありますが、次の章で詳しくご紹介します。

クレジットカードの限度額については、「知らず知らずのうちに借金地獄!?知らないとやばいクレジットカードと限度額の関係」で詳しくご紹介しています。

4.ショッピング機能とキャッシング機能

クレジットカードには、次の2つの機能があります。

  • ショッピング機能
  • キャッシング機能

ショッピング機能とは、クレジットカードを利用して買い物をする機能であり、キャッシング機能とは、クレジットカードを使ってお金を借りる事の出来る機能になります。

ショッピング機能とキャッシング機能

ショッピング機能

ショッピング機能は、買い物をするための機能であり、ショッピング枠の範囲内で買い物する事が出来ます。

クレジットカードは、買い物をすることがメインの機能ですので、ショッピング枠がそのままクレジットカードの限度額となります。

限度額=ショッピング枠

キャッシング機能

キャッシング機能は、お金を借りるための機能であり、キャッシング枠の範囲内でお金を借りる事が出来ます。

ただ、キャッシング枠は限度額とは違うため、注意が必要となります。

例えば、限度額50万円・キャッシング枠20万円のクレジットカードでは、20万円までしかお金を借りる事は出来ません。

限度額とキャシング枠の関係

ショッピング枠とキャッシング枠の注意点

実は、キャッシング枠はショッピング枠の中にあるため、ショッピング枠とキャッシング枠を全て使えるわけではないので注意が必要となります。

例えば、限度額50万円・ショッピング枠50万円・キャッシング枠20万円のクレジットカードの場合、ショッピング枠とキャッシング枠を合わせて50万円まで(限度額一杯)しか利用する事は出来ません。

仮に、ショッピング枠で40万円分の買い物をした場合、ショッピングとキャッシング併せて10万円しか利用出来ません。

限度額とショッピング枠とキャッシング枠の関係

クレジットカードには4つの枠がありますが、詳しくは「キャッシングの利用枠って?クレジットカードの「枠」を徹底解説」でご紹介しています。

5.クレジットカードで使ったお金を支払う流れと限度額の関係

まずは、クレジットカードを使用してから、実際にお金を支払うまでの流れをお話ししていきます。その後、クレジットカードの支払い方法についても簡単にお話ししていきます。

実際にお金を支払うまでの流れ

クレジットカードには締日と支払日があります。

前回の締日から今回の締日までに利用した分のお金を、決められた支払日に支払います。大体の目安としては、クレジットカードを使用してから約30~50日後にその分のお金を支払う形になります。

例えば、月末が締日翌月26日が支払日(月末締め翌月26日払い)のクレジットカードの場合、月初から月末までの利用分を翌月26日に支払う事になります。

つまり、1月1日~1月31日までの利用分を2月26日に、2月1日~2月28日までの利用分を3月26日に支払う形になります。

クレカ 支払日 図2

支払日と限度額の関係

クレジットカードで使った金額をすぐに支払うわけではないので、限度額=1か月に使用出来る金額ではありません。

月末締め翌月26日支払いのクレジットカード(限度額50万円)を例に、利用可能額の変化をご紹介していきます。

例えば、1月に20万円を利用し、2月25日までに10万円利用した場合、2月25日の時点で20万円の利用可能額がありますが、翌26日に1月分の利用金額20万円を支払うため、26日の利用可能額は40万円になります。

クレジットカードの支払いと利用可能額

6.クレジットカードの3つの支払い方法

クレジットカードで利用した料金は口座引落で支払っていく事になりますが、返済方法には次の3つがあります。

  • 方法1.1括払い
  • 方法2.分割払い
  • 方法3.リボ払い

方法1.1括払い

クレジットカードで一番ベタな支払い方法が1括払いになります。

1括払いでは、前回の締日から今回の締日までの利用分を支払日に1括で支払います。

下記のように、1月分の利用金額を2月の支払日に全て支払う事を1括払いと言います。

クレジットカード 1括払い 図

また、1括払いにはボーナス1括払いというものがあります。これは、約半年分の利用金額をまとめて支払うというものになります。

クレジットカード ボーナス1括払い 図

1括払い・ボーナス1括払いに加え、2回払いまでであれば、クレジットカードの手数料は掛かりません。

方法2.分割払い

クレジットカードには、分割払いという支払い方法があります。

分割払いは、1括で支払いきれない金額の商品をクレジットカードで購入した際に、複数回に分けて、支払う事が出来るサービスになります。

例えば、30万円の商品10万円の3回払いで購入した場合は次のようになります。

分割払いの流れ

また、分割払いでは毎月の支払額は減りますが、ショッピング枠は利用していることになるので、注意してください。

分割払いとショッピング枠の関係

方法3.リボ払い

リボ払いとは毎月の支払い金額を同じにすることが出来る支払い方法になります。

ショッピング時に利用するショッピングリボとキャッシング時に利用するキャッシングリボで仕組みは微妙に異なりますが、基本は同じになります。

毎月の支払金額が同じになるので、毎月の生活はしやすくなりますが、その分利子がついてしまうため注意する必要があります。

例えば、10万円の支払い毎月1万円のリボ払いに変更すると次のようになります。

キャッシング 返済方法1

リボ払いについては、「リボ払いとは?リボ払いの仕組みや特徴、手数料の計算方法まで一挙公開」で詳しくご紹介しています。

7.国際ブランドとクレジットカードの発行会社

クレジットカードには、国際ブランドとクレジットカード発行会社があります。

国際ブランドによって使用出来る場所が決まり、発行会社によってサービスが決まります。

国際ブランドとカード発行会社 図

国際ブランド

国際ブランドとは、世界で使えるブランドのことであり、このブランドに応じて、クレジットカードが使える場所が変わってきます。

「アメックスは使えない店が多い」
「VISAはどこでも使える」
「今は違うけど昔はJCBが使えない店が多かった」

このような話を聞いたことはないでしょうか?

これらは、クレジットカードの右下に記載してある国際ブランドの事を指しており、特定のカードの事ではありません。

クレジットカードと国際ブランド

例えば、国際ブランドの欄にVISAが入れば、VISAカードになります。

クレジットカードと国際ブランド(VISAの例)

国際ブランドについては、「国際ブランドによって変わるのは利用できるお店だけ!?クレカとブランドの関係」に詳しく記載していますので、参考にしてみてください。

カード発行会社

ほとんどのクレジットカードは、国際ブランドと提携した会社がカードの発行をしており、カードの発行を行う会社をカード発行会社と言います。

クレジットカード発行会社で有名な会社には三井住友銀行があり、VISAと三井住友銀行が提携して三井住友カードを発行しています。

このように、国際ブランドとカード発行会社が提携して発行しているカードを「提携カードと言います。

一方で、国際ブランドが独自に発行しているクレジットカードを「プロパーカードと言います。

日本にあるプロパーカードは、アメリカン・エキスプレス・カードやダイナースクラブカード、JCBカードになります。

プロパーカードと提携カード 図

また、プロパーカードと提携カードの違いについては「プロパーカードと提携カードの違いは?結局どっちがおすすめ?」で詳しくお話ししています。

8.クレジットカードの選び方

自分にあったクレジットカードを選ぶには、次の3つのどれかを選択する事になります。

  • ステータス⇒ステータスカード
  • 万能のお得さ⇒ポイント還元率
  • 特定のお得さ⇒割引きやポイント○倍

クレジットカードにステータスを求める場合はステータスカードを選び、どこで使ってもお得に利用したい場合はポイント還元率で選びます。

また特定の場所での買い物をお得にするのであれば、その場所と提携しているクレジットカードを選んでいきます。

下記がそれぞれの代表的なカード例になります。

カード例

クレジットカードの持ち方については、「もう迷わない!すっきりわかるクレジットカードの理想的な持ち方」でご紹介しています。

9.クレジットカードのメリット・デメリット

最後に、クレジットカードのメリットとデメリットについて簡単にご紹介していきます。

クレジットカードのメリット

クレジットカードには、主に次の7つのメリットがあります。

  • 現金よりお得
  • 支払いがスムーズになる
  • ポイントが貯まっていく
  • 多くの補償がついている
  • 急な出費に対応できる
  • 収支の管理が楽
  • 社会的なステータスとなる

基本的に、クレジットカードは1括払いでのみ使用していると、良い事しかありません。

クレジットカードのメリットについては「クレジットカードの7つのメリットと失敗しない3つのルール」で詳しくご紹介しています。

クレジットカードのデメリット

クレジットカードには、次の4つのデメリットがあります。

  • 使いすぎてしまうときがある
  • リボ払いによる借金地獄
  • 不正利用による被害
  • 持ちすぎると住宅ローンに通らなくなる

クレジットカードのデメリットについては「クレジットカードの4つのデメリットと安全に使う5つの方法」で詳しくご紹介しています。

10.おすすめのクレジットカード

おすすめのクレジットカードは下記になります。

三井住友カード

三井住友カード メイン

ボタン

三井住友カード ポイント

詳細

これからステータスを意識していきたい方におすすめのクレジットカードが、三井住友カードになります。

というのも、誰もが知っている定番のクレジットカードであり、誰でも持つことができる嫌味のないステータスカードがこのカードだからです。

もちろん、一般カードではステータスはありませんが、年齢と共に自然とステータスを上げていけるので、無理せずステータスを上げていきたいという方にもピッタリなカードです。

楽天カード

楽天 キャプチャ

ボタン

楽天カード ポイント

詳細

楽天カードは高還元率カードの中でも最もおすすめなカードの1つになります。

最低還元率が1.0%であり、楽天市場のような特定の店舗で利用すると、還元率は1.5%、2.0%と上がっていきます。

しかも、楽天カードでは「楽天スーパーポイント」が貯まるため、使い道が多く「貯めたポイントを使えない…」という事がほとんど起こりません。
※還元率が高くても、ポイントが使いにくいというカードは少なくありません。。。

ですので、クレジットカードを使ってポイント貯めて、少しでもお得に生活していきたいのであれば、楽天カードがおすすめです。

ヤフーカード

Yahoo!Japanカード メイン

Yahoo!Japanカード 年会費

ボタン

Yahoo!Japanカード ポイント

詳細

誰でもお得に利用出来るクレジットカードが、ヤフーカードになります。

ヤフーカードのポイント還元率は1.0%以上ととてもお得ですし、Tポイントを貯められるため、ポイントの使い道にも困りません。

カードの券面(デザイン)もかっこよく、使いづらさを感じる事もありません。

万能な還元率カードが欲しい方には、おすすめの1枚になります。

ミライノ カード

ミライノカード券面と基本情報

ミライノカード 年会費 ポイント還元率

ボタン

ミライノカード 特徴

詳細

ミライノ カードは大手ネット銀行の住信SBIネット銀行が発行するクレジットカードです。

年会費は初年度無料で、次年度からは年会費900円(税抜き)がかかってしまいますが、年間10万円以上のご利用で無料にすることが出来ます。

そして、ミライノ カードの基本ポイント還元率は0.5%ですが、スマプロポイントに交換すると、なんとポイント還元率が1.0%になります。貯めたポイントは、500ポイント以上から1ポイント=1円としてキャッシュバック可能です。
※スマプロポイント:住信SBIネット銀行のポイントプログラム

また、「支払い名人」という支払い機能を使えば、ショッピング1回払いご利用分が自動的にショッピングリボ払いになり、これは通常のショッピングリボ払いと違い、新規ご利用分の初回お支払い手数料は無料になります。

この他にも、ショッピングガード保険(国内)が自動付帯国内でも海外でもキャッシングが可能、利用付帯になりますが、最大で年間50万円の補償額が受けられる「JCB海外お買い物保険」等、ハイスペックな機能が盛りだくさんです。

11.まとめ

今回は、クレジットカードについて、様々なことをお話ししてきました。最後に、この記事の内容を箇条書きでまとめていきます。

  • クレジットカードは、信用を基にしたつけ払いのようなもの
  • クレジットカードには、使える限度額が決まっている
  • クレジットカードには、ショッピング機能とキャッシング機能がある
  • クレジットカードは、ブランドと発行会社の両方から選ぶ必要がある
  • 支払方法には1括払い、分割払い、リボ払いがある
  • クレジットカードには、メリットもデメリットもある
監 修

小河 俊紀

    1972年富山大学経済学部経済学科卒業。(株)日本クレジットビューロー(現ジェーシービ)入社。カード基幹業務全般に従事。総務部調査役。1990年ヤマハ(株)入社。製造・卸・小売業における顧客囲い込み戦略推進。2008年に経営コンサルCard Seekを創業。現在に至る。すごいカードにて「マネーの未来」を連載

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