この記事は、「つみき証券ってどんなもの?」という疑問を持つ方へ向けて書きました。
- つみき証券のメリット・デメリットは?
- つみき証券の評判を知りたい!
今回の記事では、上記のような疑問や要望も含め、「つみき証券」に関することを、あらゆる情報をまとめました。
少し長い記事になっているので、目次から知りたい情報にアクセスしてみてくださいね!
tsumiki(つみき)証券とは、積立専用の証券会社
tsumiki(つみき)証券で買付できる商品は4種類
tsumiki(つみき)証券で投資する際の手数料は信託報酬のみ
tsumiki(つみき)証券を利用するメリット
tsumiki(つみき)証券を利用するデメリット
tsumiki(つみき)証券とエポスポイントの関係を分かりやすく解説
tsumiki(つみき)証券でお得に投資なら、つみたてNISAを活用しよう
どっちがいいの?tsumiki(つみき)証券と楽天証券の違いを徹底比較
エポスカード必須!tsumiki(つみき)証券で口座開設する方法
tsumiki(つみき)証券の最終評価(まとめ)
tsumiki(つみき)証券とは、積立専用の証券会社
tsumiki証券(以下、つみき証券)とは、2018年に丸井グループが設立したクレジットカードが利用できる積立投資専用の証券会社です。
丸井グループといえば、百貨店の「マルイ」やクレジットカードの「エポスカード」を発行していることで有名ですね!
つみき証券では、3,000円~50,000円の範囲内で投資が可能で、積立の休止・再開も自由に行えます。
ちなみに、つみき証券という名前は、積木のように「こつこつ・ゆっくり・自分のペース」で投資ができるようにと願いを込められて、その名が付いたそうです。
tsumiki(つみき)証券で買付できる商品は4種類
つみき証券で買い付けができる商品は、現状(2019年10月)4つのみです。
- コモンズ30ファンド
- セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
- セゾン資産形成の達人ファンド
- ひふみプラス
どれも「長期投資」を前提とした商品で、積立投資に向いている投資信託です。
ここでは、それぞれの商品について、順に解説していきますね!
①コモンズ30ファンド
コモンズ30ファンド | |
---|---|
投資信託会社 | コモンズ投信株式会社 |
信託報酬 | 1.0584% |
つみたてNISA | 可 |
コモンズ30ファンドは、コモンズ投信が運用するファンドです。
コモンズ30ファンドの特徴は・・・
- 厳選された30の銘柄運用
- 投資の目線は30年
- 企業との対話を大事に
30年先を見据えた日本を代表する上場企業に投資するので、長期目線での投資を考えている人に適したファンドとなります。
②セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド | |
---|---|
投資信託会社 | セゾン投信 |
信託報酬 | 0.4968% |
つみたてNISA | 可 |
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは、セゾン投信が運用するファンドです。
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの特徴は・・・
- 世界中に分散投資
- 株式と債券に分散投資
- ローリスクで運用
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドでは、世界中の株式と債券に分散投資しているため、ローリスクな投資が可能です。
③セゾン資産形成の達人ファンド
セゾン資産形成の達人ファンド | |
---|---|
投資信託会社 | セゾン投信 |
信託報酬 | 0.57% |
つみたてNISA | 可 |
セゾン資産形成の達人ファンドは、セゾン投信が運用するファンドです。
セゾン資産形成の達人ファンドの特徴は・・・
- 世界中に分散投資(基本は株式)
- 長期的な視点で投資
- 株式で良いものがなければ、債券にも投資
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド同様、世界中に分散投資ができ、長期的な視点を持ったファンドです。
④ひふみプラス
ひふみプラス | |
---|---|
投資信託会社 | レオス・キャピタルワークス |
信託報酬 | 1.06% |
つみたてNISA | 可 |
ひふみプラスは、レオス・キャピタルワークスが運用するファンドです。
ひふみプラスの特徴は・・・・
- 日本の成長企業に投資
- 守りながら増やすをモットーにしている
- 運用者の顔が見える
ひふみプラスでは、定量的なデータだけではなく、定性的な情報も考慮して成長しそうな企業を選んで投資しています。
商品を組み合わせて持つことも可能
つみき証券では、上記4つのファンドを組み合わせて投資することができます。
- コモンズ30ファンド+ひふみプラス
- セゾン資産形成の達人ファンド+コモンズ30ファンド
- 4つのファンドすべてに投資
などなど、組み合わせは自由です。
まずは、すべてのファンドに分散し、後々気に入ったファンドに絞り込むのも良いかもしれませんね!
tsumiki(つみき)証券で投資する際の手数料は信託報酬のみ
投資には、様々な手数料がかかってきます。
その中でも、つみき証券にかかる手数料の有無は、以下の通りです。
つみき証券手数料の有無 | |
---|---|
口座開設 | ✖ |
購入手数料 | ✖ |
信託報酬 | ◯ |
信託財産留保額 | 一部あり |
基本的には、信託報酬しかかかりませんが、ファンドを売却する際にかかる信託財産保額がかかるものもあります。
また、手数料ではありませんが、投資によって得た利益には税金も課せられます。(つみたてNISAで非課税にできる)
tsumiki(つみき)証券を利用するメリット
つみき証券を利用するメリットとして、以下の3つが挙げられます。
- エポスカードがあれば、手軽に始められる
- エポスカードの利用実績が貯まる
- エポスポイントが貯まる
順に解説していきますね。
メリット①エポスカードがあれば、手軽に始められる
つみき証券での投資は、エポスカードがあれば今すぐに始めることができます。
エポスカードとは、同グループが発行する年会費無料のクレジットカードです。
手厚い海外旅行保険が付帯されるクレジットカードとして、人気があります。
なお、エポスカードの他に、スマホ・マイナンバー・本人確認書類は必要になってくるので、エポスカードと一緒に用意しておきましょう。
メリット②エポスカードの利用実績が貯まる
つみき証券は、エポスカードを通して投資を行うため、カードの利用実績が貯まります。
要するに、積立投資で安定してエポスカードを使うことにより、クレジットヒストリーが貯まるということです。
将来的に、エポスのゴールドカードやプラチナカードを目指している人にとっては、投資と同時にクレヒスも貯まるのは嬉しいですね!
メリット③エポスポイントが貯まる
つみき証券で投資を行うことによって、エポスポイントが貯まります。
エポスポイントとは、エポスカードを利用した際に付与されるポイントです。
エポスポイントは、主に以下のような用途で利用できます。
- マルイの店舗で利用
- プリペイドカードとして利用
- 商品券に交換
- 他社ポイントに交換
詳しくは、こちらのページをご覧ください。
このつみき証券を利用した際に付与されるエポスポイントに関する詳細は、後述します。
tsumiki(つみき)証券を利用するデメリット
メリットがあれば、デメリットもあります。
つみき証券を利用するデメリットは、以下の通りです。
- 取り扱い商品が4つしかない
- 自分のタイミングで商品を購入できない
- 他の証券会社に移管できない
デメリット①取り扱い商品が4つしかない
つみき証券で買い付けできる商品は、現状(2019年10月)で4つしかありません。
内容は先ほどご紹介した通りですが、基本的に長期投資を前提とした商品です。
日本で販売されている投資信託の数は、訳6000本で、中でもつみたてNISAに対応しているのは152本です。
この数を見ても、かなり限られたファンドにしか投資できないことが分かりますね。
しかし、投資初心者の視点で考えれば、あながちデメリットでもありません。
投資初心者の場合、6000本ものファンドがあったところで、どれを選んでいいのか分かりません。
つみき証券の場合は、長期投資に適した商品を4つに絞り提供してくれるので、投資初心者にとっては迷いが消えて、逆にメリットともいえるでしょう。
デメリット②自分のタイミングで商品を購入できない
つみき証券では、積立の日付をあらかじめ決めるので、自分のタイミングで購入をすることができません。
要するに、「あ、ひふみプラスが上がりそうだから、今すぐ購入しよう!」と思っても、それができないのです。
ただ、そもそもで短期的な売買で利益を出す投資ではないので、そこまで気にする必要はありません。
資産運用はプロに任せ、購入も自動化することにより、より手軽に投資をすることが出来ます。
デメリット③他の証券会社に移管できない
つみき証券最大のデメリットが、持っているファンドを他の証券会社へ移管できないところです。
他の証券会社に移管できないということは、他の証券会社で資産運用しようと考えたとき、商品を売却するしかないということです。
ここらへんの柔軟性がないのは、マイナスポイントと言わざるを得ませんね。
ちなみに、後述する楽天証券では、他の証券会社に移管することが出来ます。
tsumiki(つみき)証券とエポスポイントの関係を分かりやすく解説
つみき証券での積立投資は、必ずエポスカードを通して行われます。
そしてメリットでも書いたように、投資を行うことによってエポスポイントが貯まります。
しかし、ここで注意したいのが、エポスカードの支払いでポイントが貯まらないという点です。
最大還元率0.5%!積立年数で還元率が変わる
つみき証券の投資で付与されるポイントは、以下のようなルールが決められています。
- 1年間のつみたて金額に応じてポイントを付与
- つみたて金額×ポイント付与率(後述)
- 年2回以上つみたてた人が対象
- ポイント加算時につみき証券の口座がある
ポイント付与率に関しては、つみたて年数によって変動していきます。
エポスポイント付与率 | |
---|---|
1年目 | 0.10% |
2年目 | 0.20% |
3年目 | 0.30% |
4年目 | 0.40% |
5年目以降 | 0.50% |
例えば、毎月1万円を5年間積み立てた場合の、ポイント付与は以下のようになります。
毎月1万円積み立て(年12万円) | |
---|---|
1年目 | 120P |
2年目 | 240P |
3年目 | 360P |
4年目 | 480P |
5年目以降 | 600P |
ゴールドカードだと更にお得にポイントが貯まる
エポスゴールドカードでは、年間のご利用金額に応じて、ボーナスポイントが付与されます。
- 年間50万円利用:2,500P付与
- 年間100万円利用:10,000P付与
この年間ご利用金額に、つみき証券での積立金額も加えることができるので、ボーナスポイントを狙っている人には嬉しいですね!
tsumiki(つみき)証券でお得に投資なら、つみたてNISAを活用しよう
つみき証券で取り扱っている商品は、すべてつみたてNISAに対応しています。
つみたてNISAとは、簡単に言えば、投資を支援するためにできた非課税制度です。
年間40万円(月3.3万円)までの積み立てであれば、その投資で得た利益には税金がかかりません。
投資で得た利益にかかる税率は20.315%もあるので、かなりデカいですよね。
ただし、つみたてNISAは、最初の商品購入から20年間で得た利益しか非課税にできないので、注意しましょう。
どっちがいいの?tsumiki(つみき)証券と楽天証券の違いを徹底比較
国内でクレジットカードを利用した証券会社は、つみき証券の他に楽天証券が有名です。
そこでここでは、つみき証券と楽天証券のサービス内容を比較していきます。
つみき証券 | 楽天証券 | |
---|---|---|
利用カード | エポスカード | 楽天カード |
最低積立額 | 3,000円 | 100円 |
最高積立額 | 50,000円 | 50,000円 |
取扱い商品数 | 4本 | 2,500本 |
ポイント還元率 | 0.1%~0.5% | 1.0% |
付与されるポイント | エポスポイント | 楽天スーパーポイント |
口座開設手数料 | 無料 | 無料 |
購入手数料 | ✖ | ◯ |
信託報酬 | ◯ | ◯ |
信託財産留保額 | ◯ | ◯ |
他証券会社への移管 | ✖ | ◯ |
上表より、つみき証券と楽天証券の違いをまとめると、以下のようになります。
- 積立金額の設定は、楽天証券の方が柔軟
- 商品取り扱い本数は、楽天証券の方が多い
- ポイント還元率は、楽天証券の方が高い
- つみき証券では、購入手数料がかからない
- 楽天証券なら、他社への移管ができる
これを見ると「楽天証券の圧勝」にも思えますが、そうでもありません。
ポイントは、2つです。
- ゴールドカードなら最大1万ポイントの付与がある
- 商品が少ないことにより、投資初心者に優しい
前述したとおり、エポスゴールドカードには、年間の利用金額に応じてボーナスポイントが付与されます。
例えば、積立5年目以降に「普段の買い物+積立投資」で100万円使った際のポイント付与を比較すると以下のようになります。
つみき証券 | 楽天証券 | |
---|---|---|
普段の買い物 | 40万円 | 40万円 |
積立投資 | 60万円 | 60万円 |
年間利用額 | 100万円 | 100万円 |
ポイント付与① | 5,000P | 10,000P |
ボーナスポイント② | 10,000P | – |
合計ポイント(①+②) | 15,000P | 10,000P |
このように、同じ利用金額でもエポスカードの方が高くなりますね。
また、楽天証券は商品数が多い反面、投資初心者がどの商品を選べばいいか分からないというデメリットを生み出しています。
よって、結論としては・・・
- 投資初心者で積立投資をしたい人は、つみき証券
- 色んな商品から選んで様々な投資をしたい人は、楽天証券
このように、住み分けすることをオススメします。
エポスカード必須!tsumiki(つみき)証券で口座開設する方法
ここまで読んで、つみき証券で投資をしてみようかなーと感じている人もいるのではないでしょうか?
そこでここでは、つみき証券で口座を開設し、投資を始める方法をご紹介していきます。
つみき証券の口座開設は、基本的にオンライン完結で行ないます。
- エポスカードを用意する
- エポスNetにログイン
- 簡単な質問事項に回答
- 必要書類をアップロード(マイナンバー・本人確認書類)
- 郵便物が届く
- つみき証券にログイン
- つみたて開始
エポスカードさえあれば、今すぐにでも始めることができ、複雑な操作は全くないので、安心して始めてみましょう!
口座開設のサポートを受けたい方は、有楽町マルイ8Fへ
でも、初めて投資を始める場合・・・
- 手続きちゃんとできるかな?
- 投資しても損しないかな?
などの不安は付き物ですよね。
そこで、つみき証券では、東京の有楽町にサポート窓口を設置しています。
- 場所:有楽町マルイ8F エポスカードカウンター横 〒100-0006 東京都千代田区有楽町2-7-1
- 料金:無料
- 時間:11:00~21:00
(日・祝は10:30~20:30)
つみき証券に関する相談をはじめ、その場で口座開設も行えます。
もしも、その場で口座開設を希望する場合は、エポスカード・マイナンバー・本人確認書類を持っていきましょう。
tsumiki(つみき)証券の最終評価(まとめ)
つみき証券最終評価※ | |
---|---|
使い勝手 | ★★★★ |
取扱い商品(数・内容) | ★★ |
投資初心者へのおすすめ度 | ★★★★ |
ポイント付与 | ★★★ |
つみたてNISAとの相性 | ★★★★★ |
※5段階評価
商品数が4本しかないというデメリットはありますが、その分「迷い」が消えるので、投資初心者にはオススメの証券会社です。
また、エポスゴールドカードとの相性が抜群なため、現在ゴールドカードを持っている人はもちろん、これからゴールドカードへアップグレードさせたい人にもオススメです。
エポスカード
年会費 | ポイント還元率 | 海外保険 |
---|---|---|
無料 | 0.5~5.0% | 最高2,000万円 |