この記事は、「楽天カードが不正利用されたみたいだけど、どうしたらいい?」と、悩んでいる方に向けて書きました。
- 不正利用されたみたいだけど、これ以上被害を広げたくない
- 不正利用されたけど、返金されるのかな?
結論、楽天カードで不正利用されたら、早急に楽天に電話連絡を入れて、カードの利用停止をしてもらいましょう。
それでは、楽天カードの不正利用に関する解説をしていきましょう。
楽天カードで不正利用されたら、まずは楽天に電話連絡してカードの停止をして被害を抑えよう
楽天カードで不正利用発覚した後の対処方法の流れを解説
楽天カードの不正利用を防ぐ方法を解説
勝手に使われるだけではない。楽天カードを不正利用されるとこんなに面倒!
楽天カードを不正利用されないために、日頃から対策をしておくことが大事
【補足】楽天カードで不正利用発覚後、60日を超えていたら楽天から返金されないので注意
楽天カードで不正利用されたら、まずは楽天に電話連絡をしてカードの利用停止で被害を抑えよう
「楽天カードが不正利用された!」と気付いたら、早急に楽天カードに電話連絡をして、カードを利用停止してもらいましょう。早急に対応することで、被害を最小限に食い止められます。
不正利用が発覚するのは「楽天側からのお知らせ」か「利用者本人が気付く」の2通り
不正利用の発覚は、大きく分けて2通りです。
- 楽天カード側から電話連絡・メールで不正利用の疑いの連絡がくる
- 利用者本人が明細を確認していて気付く
いずれにせよ、早急の対応が大事です。
では、実際に電話連絡時はどのような流れになるのか、次章で解説しましょう。
楽天カードで不正利用発覚後の対処方法の流れを解説
不正利用発覚後、楽天カードに電話連絡を入れると以下のような流れになります。
- 楽天カードに電話連絡し、カードを利用停止してもらう
- 新しい楽天カードの再発行前に、楽天IDとパスワードを変更しておく
- 新しい楽天カードの再発行を依頼する
では、順番に見ていきましょう。
①楽天カードに電話連絡し、カードを利用停止してもらう
利用明細の確認時に、自分で不正利用に気付いた場合は、まず以下に電話番号しましょう。
- 0570-66-6910(有料)
- 092-474-6287(有料・上記番号が使えない場合)
楽天カードの紛失・盗難があり、不正利用の疑いがある場合は、以下に電話連絡しましょう。
- 0120-86-6910(フリーダイヤル)
- 092-474-9256(有料・上記番号が使えない場合)
また、楽天カード側から不正利用の疑いのメールが来た場合だと、以下に電話連絡しましょう。メールの下部に記載されています。
- 092-303-5631(有料)
いずれかに電話連絡をして、楽天カードの利用停止をしてもらいます。
楽天カードの利用者本人なのか、本人確認が行われる
電話連絡の際、まずは本人確認が行われます。氏名・生年月日・電話番号をオペレーターに告げましょう。
本当に不正利用されたのか、楽天側で確認が行われる
本人確認が行われると、続いて「本当に不正利用されたのか?」確認作業が行われます。
この間、利用者にもよりますが確認作業に1分ほどかかります。保留か、一旦電話を切って折り返しの電話連絡があります。
そして、「〇〇月〇〇日の利用履歴は覚えがあるか?」と、具体的な不正利用の確認が行われます。
覚えのない利用は「違います」と答えましょう。
②新しい楽天カードの再発行前に、楽天IDとパスワードを変更しておく
不正利用の証明後、不正利用された楽天カードを使い続けると、再度不正利用される恐れがあります。そのため、新しい楽天IDとパスワードに変更する必要があります。以下の「my Rakuten」から変更しましょう。
- 楽天市場「my Rakuten」 https://my.rakuten.co.jp/
なお、電話連絡時にオペレーターから「カード再発行の前に、事前にIDとパスワードを変更しておくこと」と告げられます。そのため、流れとして次の「③新しい楽天カードの再発行を依頼する」と前後することがあります。
③新しい楽天カードの再発行を依頼する
最後に、新しい楽天カードの再発行です。「コンタクトセンター」「紛失・盗難専用ダイヤル」に電話した場合は、そのまま「利用停止→カード再発行」の流れになります。
新しい楽天カードの再発行を依頼すると、約1~2週間で新しいカードが到着します。旧カードはもう使えなくなるので、別の支払方法に変更しておく必要があります。くれぐれも注意しましょう。
楽天カードの不正利用を防ぐ方法を解説
不正利用発覚後の対処法はわかりましたが、では不正利用を日頃から防ぐ方法はないのでしょうか?
- 未然に不正利用を防ぐ方法
- 不正利用発覚後、被害を最小限に抑える方法
それぞれ2通りに分けて解説します。
未然に不正利用を防ぐ方法
未然に不正利用を防ぐ方法は、以下の5つの方法があります。
- 利用者はフィッシング詐欺に注意しよう
- 利用者は楽天カードのセキュリティサービスを活用しよう
- 利用者はパソコン・スマートフォンのウィルス対策をしておこう
- 利用者は絶対に人に楽天カードを貸してはならない
- 楽天側で不正検知システムが作動する
利用者はフィッシング詐欺に注意しよう
「フィッシング詐欺」とは、正規の金融機関のメールやサイトを装って、カードのIDやパスワードを盗み出す詐欺の手口です。
たとえば、楽天カードからのお知らせメールを装って、「楽天IDとパスワードの初期化を促す」巧妙な手口もあります。
引っかかると、楽天カードの情報が漏れて不正利用されます。気を付けている人でも引っかかる可能性があるので、くれぐれも注意しましょう。
利用者は楽天カードのセキュリティサービスを活用しよう
事前に楽天カードのセキュリティサービスを活用しておくと、不正利用対策になります。楽天カードのセキュリティサービスには、こんなサービスがあります。
- 本人認証サービス:ネット通販の際に、クレジット情報と一緒に入力するパスワード
- 第2パスワード:会員専用サイトの「楽天e-NAVI」のログイン時に、二重でかけるパスワード
- 指紋認証ログイン機能:「楽天カードアプリ」のみ設定可能。ブラウザからのパスワード認証よりも安全。
「本人認証サービス」と「第2パスワード」は、いずれも会員専用サイトの「楽天e-NAVI」から設定可能です。
セキュリティサービスを活用して、普段からセキュリティを強固にしておきましょう。
利用者はパソコン・スマートフォンのセキュリティ対策をしておこう
セキュリティが脆弱なパソコンやスマートフォンだと、楽天カード利用時に情報が漏れる可能性があります。日頃から端末のセキュリティ対策をしておきましょう。
また、古いタイプのiPhone(iPhone5など)だと、セキュリティのアップデートの対象外となります。古いタイプのスマートフォンから通販サイトを利用するのも、危ないのでやめておきましょう。
利用者は絶対に人に楽天カードを貸してはならない
どんなに信頼のおける相手であっても、楽天カードを貸すのはやめておきましょう。最悪、紛失の恐れもあるからです。
また、貸し出し中にもしも別の第三者が不正利用したらどうでしょう?人間関係に疑心暗鬼をもたらす可能性があります。
お互いの信頼関係のためにも、安易に楽天カードを貸し出すのはやめておきましょう。
楽天側で不正検知システムが作動する
利用者側の対策をお伝えしてきましたが、楽天カードには「不正検知システム」も付帯されています。楽天カードが不正利用される前にシステムが不正を検知し、使用防止してくれるシステムです。
実際に、不正検知システムによって、危うく不正利用を免れたケースもあります。意外と侮れないシステムなので、いざというとき頼りになります。
不正利用発覚後、被害を最小限に抑える方法
未然に防ぐ対策をしたにもかかわらず、残念ながら不正利用されてしまうこともあります。では、被害を最小限に抑えるにはどうすればいいのでしょうか?
以下の2通り考えられます。
- カードの利用があればメールが来る設定にしておく
- 利用明細を確認しておけば、すぐに不正利用に気付ける
カードの利用があればメールが来る設定にしておく
楽天カードには、利用のたびにメールで知らせてくれる「カード利用お知らせメール」機能があります。
設定しておくと、カードの利用のたびに最短2日でカードの利用情報がメールで来ます。もし、設定していないと不正利用されても、気付かないままの恐れもあります。
「カード利用お知らせメール」は、「楽天e-NAVI」から簡単に設定できます。
被害を少しでも抑えるためにも、事前に登録しておきましょう。
利用明細を確認しておけば、すぐに不正利用に気付ける
アナログな方法ですが、楽天カードの利用明細は必ず毎月確認しましょう。毎月何に使ったのか確認する習慣があれば、身に覚えのない利用でもすぐに気づけます。
明細を確認する習慣がないと、大分後になってから不正利用に気付くこともあります。そうなっては手遅れです。
めんどくさがらずに、きちんと毎月利用明細を確認しましょう。
勝手に使われるだけではない。楽天カードを不正利用されるとこんなに面倒!
「不正利用=勝手に使われる」だけではありません。楽天カードを不正利用されると、後々の対応の方が実は面倒です。
どんな点において面倒なのでしょう?
現在自動引き落としに楽天カードを使っている場合、切り替える必要があるので面倒
今現在、光熱費などの引き落としに楽天カードを使っている人は、新しいカードへの切り替え手続きをしなくてはなりません。
不正利用にさえ遭わなければ、今の楽天カードのまま使えたはずなのに、非常に面倒です。毎月の引き落としに使っている人は、注意しましょう。
新しい楽天カードの発行まで時間がかかるので、その間使えない
新しい楽天カードが手元に届くまでには、約1~2週間かかります。当然、その間楽天カードは使えないので、別の支払方法に切り替えておく必要があります。
大きな買い物や海外旅行の予定がある方や、ポイントカード機能を使っている人は気をつけましょう。
カードの再発行には再度審査も必要なので、下手すると発行してもらえない可能性がある
不正利用によるカードの再発行でも、審査が必要です。
もし、楽天カードの新規申し込み後に「延滞した」などよくない使い方をしていたらどうでしょう?下手するとカードを再発行してもらえない可能性があります。
できるだけ再審査されないためには、不正利用されないよう気を付けておく必要があります。
楽天カードを不正利用されないために、日頃から対策をしておくことが大事
不正利用は被害に遭うまでは、他人事のように思えるでしょう。しかし、明日は我が身、いつ自分の楽天カードが不正利用されてもおかしくありません。
楽天カードが不正利用されないためには、
- 自分でできる対策をしておく
- 楽天カードのセキュリティサービスを積極的に活用する
- 不正検知システムの作動
といった対策で、少しでも食い止めることができます。
いざというときに慌てなくてすむように、日頃からできる対策をしておきましょう。
【補足】楽天カードで不正利用発覚後、60日を超えていたら楽天から返金されないので注意
ここまで、楽天カードの不正利用への対処法などを解説してきました。
しかし、不正利用後、「楽天カード側は、返金してくれるの?」と気になった方もいるのではないでしょうか?楽天側の責務についても解説します。
楽天側の責務として、不正利用の届け出後、60日以内だと金額補償される仕組みになっている
楽天側には「利用者の不正利用の届け出からさかのぼって、60日以内の不正利用分なら返金する」という決まりがあります。つまり、61日を超えた不正利用だと、返金されなくなってしまいます。
たとえば、7月1日に不正利用があり、翌月27日に明細を確認、楽天に電話連絡したらどうでしょう?タイムリミットの60日手前なので、かなりギリギリの対応といえます。
返金にタイムリミットがあるからこそ、こまめに明細を確認したり、セキュリティシステムを活用しましょう。