お金の使い方って意外と難しいですよね。
毎月同じような給料をもらっていても、常にお金がないと言っている人もいれば、趣味や飲み会を楽しんでいる人もいます。
お金がないと言っている人は、「あの人はなんでそんなにゆとりがあるんだろう...」と不思議に思うことも少なくないのではないでしょうか?
そこで今回は、毎月ゆとりを持って生活するためには、どんなお金の使い方をするのが良いのかについてお話ししていきます。
1.賢いお金の使い方の3つの基本
基本1.消費・浪費・投資を意識する
基本2.お金と時間を考える
基本3.お金の性質を考慮する
2.賢い3つのお金の使い方
1つ目.自己満足を長期間得られるもの
2つ目.将来の自分のために使う
3.やってはいけないお金の使い方
4.まとめ
1.賢いお金の使い方の3つの基本
お金を賢く使うためには、次の3つの基本を押さえておく必要があります。
基本1.消費・浪費・投資を意識する
お金の使い方には次の3つの種類があります。
- 消費
- 浪費
- 投資
まずは、それぞれの意味を簡単にご紹介します。これらを用いたお金の使い方は次の章でお話しします。
消費
消費とは、生きていくために必要な物に使うお金になります。
多くの場合、家賃や水道光熱費、食費がこれに当てはまります。
ただし、あまりに高価な食事等は生きていくために必要なものではないので、消費とは言えません。
浪費
浪費とは、なくても生きていける物に使うお金になります。
多くの場合、タバコやお酒、ブランド品がこれに当たります
しかし、ストレスを発散するためには、ある程度こうしたものにお金を使う必要があるため、浪費=無駄なお金というわけではありません。
投資
投資とは、将来稼ぐために使うお金になります。
多くの場合、株やFX、資格・本などがこれに当たります。
将来の自分のためにならない投資は、投資ではなく単なる浪費となってしまうため、将来の自分の稼ぐにつながるのかをしっかりと考える必要があります。
基本2.お金と時間を考える
お金の使い方を考える際は、時間についても同様に考える必要があります。
例えば、最寄り駅から家まで徒歩で30分・タクシーで10分かかる場合、多くの人はタクシー代というお金の部分だけに注目します。
しかし、歩いて帰ることによる疲労や時間、さらに翌朝への影響などを同時に考えることで、今お金を使うべきかどうかを、より効率的に考える事ができます。
基本3.お金の性質を考慮する
これは基本1と少しかぶる部分があるのですが、使ったお金を大きく2つに分けると次のような性質があります。
- 性質1.ただ単に消えていくお金
- 性質2.将来的に帰ってくるお金
お金を使う際には、そのお金にどちらの性質があるのかということを考えることで、無駄なものにお金を使う機会は一気に少なくなります。
性質1.ただ単に消えていくお金
例えば、安い洋服を購入した場合、すぐに色落ちしたりヨレヨレになってしまうため、あまり長期間使うことはできず、着れなくなったら捨てるしかありません。
つまり、ただ単に消えていくお金というのは、お金を払って商品を購入した瞬間に、その価値が0円に等しくなってしまうお金のことになります。
性質2.将来的に帰ってくるお金
先ほどの洋服を例に考えると、高い洋服というのはなかなか色落ちやヨレヨレになってしまうということはなく、長期間着ることができます。
また、高い服であれば売ることができるため、新しい服を買うための資金に変更することも可能です。
つまり、将来的に帰ってくるお金というのは、お金を払って商品を購入したとしても、価値がなくならないお金のことになります。
他にも、お金ではなく将来の給料や人脈に繋がるお金も、将来的に帰ってくるお金と言えます。
2.賢い3つのお金の使い方
賢いお金の使い方は、次の3つになります。
- 1つ目.消費・浪費・投資のバランスを意識する
- 2つ目.自己満足を長期間得られるものに使う
- 3つ目.将来の収益に繋がるものに使う
1つ目.消費・浪費・投資のバランスを意識する
消費・浪費・投資のバランスは、次のようなものが理想と言えます。
消費5:浪費2:投資2
上記の数字は合計しても9にしかなりませんが、そこがポイントになります。
残りの1は使わずに貯金することがもっとも理想的です。
つまり、賢くお金を使うためには、収入を次のように使用することがポイントになります。
消費5:浪費2:投資2:貯蓄1
2つ目.自己満足を長期間得られるもの
同じお金を使うのであれば、少しでも長期間自己満足を得られるものに使うことが重要になります。
長期間自己満足を得られるというのは、言い換えると、常に自分のモチベーションを上げるきっかけになるものになります。
お気に入りの時計をするだけで仕事を頑張れるのであれば、多少高くても買うべきですし、そこまで時計に興味がないのであれば、変な見栄で買わないことが賢いお金の使い方になります。
また、長期間自己満足を得るものというのは、1日のうちに長時間使うものとも言えます。
1日6時間睡眠を取る場合は、1日の4分の1をベッドや布団の上で過ごすことになります。そうしたものにお金を使うことは、とても賢いお金の使い方になります。
3つ目.将来の自分のために使う
将来の収益に繋がるものにお金を使うことは必要な事になります。
将来の収益に繋がるものとして、真っ先に浮かぶものとして、次の3つがあります。
- 保険
- 自己投資
- 人付き合い
保険をかけていることで、普通に貯金していては絶対に払えないような問題が起こったとしても、かなりの部分をまかなうことができますし、自分に投資することで、将来の給料を増やせる可能性もあります。
また、人付き合いでは、思いもよらない仕事につながることももちろんありますが、生涯付き合っていきたい人との付き合いのためにお金を使うことで、自分の幸福度を上げていくことができるかもしれません。
このように、お金は将来の自分のために使うことが大切になります。
3.やってはいけないお金の使い方
一瞬の欲のためにお金を使ってしまうことももちろんよくありませんが、最もやってはいけないお金の使い方は、言い訳をしながらの投資(浪費)になります。
例えば、自己投資の名目で読まない本を購入したり、見た目が大事という理由でブランド品を買い集めたりする事が、言い訳をしながらの投資となります。
浪費であれば、良いストレス発散になることもよくありますが、言い訳をしながらの投資は、一瞬の満足感しか得られない場合がほとんどになります。
そのため、言い訳をしながらの投資は最も損をしてしまうお金の使い方となります。
4.まとめ
最後に、今回の内容を簡単にまとめていきます。
- 消費、浪費、投資を意識する
- お金だけでなく、時間や労力も意識する
- お金を使う時は、将来的に返ってくるかどうかを考える
- 長期間自己満足を得られるものや、1日の中で長時間利用するものにお金を使う
- 将来の自分のためにお金は使う
- 言い訳をしながらの投資は絶対にしない