結婚式のお祝儀の金額って難しいですよね。
年齢や関係性によって、結婚式の費用は変わってくると思いますが、一般的には最低でも3万円は用意する必要があります。
しかし、最近は2万円でも大丈夫という風習も強くなってきています。
そこで今回は、結婚式に参加する際のお祝儀の相場やマナーについてお話ししていきます。
1.結婚式のお祝儀の金額
パターン1.友人・知人・同僚・上司・部下
パターン2.30代以上の場合
パターン3.家族や親戚の場合
2.お祝儀の相場と常識
3.注意しておきたい3つの特例
特例1.お祝儀は同等の金額が常識
特例2.夫婦で参加する場合
特例3.会員制の結婚式の場合
特例4.数合わせの場合
4.気になるお祝儀袋の疑問
5.お祝儀をどうしても用意できない場合の対応
6.まとめ
1.結婚式のお祝儀の金額
結婚式のお祝儀の金額は基本的に次の3つのパターンに分かれます。
パターン1.友人・知人・同僚・上司・部下
基本的には、どのような間柄であっても3万円で問題ありません。
最近は、1万円札と5千円札2枚の合計2万円で問題ないという風習もありますが、それは新卒や20代中旬頃まで許されるものであり、出来るだけ3万円は準備するようにしておくことが無難と言えます。
しかし、昔から仲が良く懐事情を知っている友人であれば、お祝儀は2万円+プレゼントにし、出産祝いで多めに渡すなどもありかもしれません。
これはあくまで一例であり、本当に仲のいい友人であれば、ちょっと頑張って3万円用意出来ると望ましいと言えます。意外とお祝儀を気にする人も多いため、お祝儀で関係がぎくしゃくしてしまうという事も、少なからずあります。
パターン2.30代以上の場合
30歳以上の場合、基本的には3万円でも問題ありませんが、上司やお世話になっている方には5万円包めると望ましいです。
やはり、どんなに気持ちとお金は別物と言っても、お祝儀のお金が平均的となると、気にしてしまう人も少なくありません。
そこで、これからの関係などを考えた上で、3万円か5万円かを決める事が重要と言えます。
また、友人であっても親しい友人であれば5万円包むという人も少なくないため、その辺も関係性を考えた上で、用意すべきと言えます。特に、40代以上となると、5万円は最低ラインであり、10万円包むという機会も増えていきます。
逆に、部下の結婚式の場合は3万円で十分なので、よほどのことがない限り、それ以上のお金を包む必要はありません。
パターン3.家族や親戚の場合
家族や親戚の場合は、最低でも3万円は用意する必要があります。
後は関係性などを考慮して、5万円を包むことも重要になります。例えば、兄弟の結婚式などでは、出来れば5万円包みたいところです。
ただし、ここでの基本は、友人と同じように親しさになるので、特に親しくないのであれば、3万円あれば十分だと言えます。
2.お祝儀の相場と常識
お祝儀の相場は、20代~30代は3万円、40代以上は5万円だと考えておいて問題はありません。
それ以上の金額を出すかどうかは、新郎新婦との関係性によるので、一概にいくらというものはありません。
ただし、あまり多く多くし過ぎると、もらった方も困ってしまいますので、30代であれば5万円まで、40代であれば10万円までにしておきましょう。
稀に40代以上で、特別お世話になっている上司に10万円以上渡す場合もありますが、基本的には10万円で十分です。
3.注意しておきたい3つの特例
ここでは、結婚式のお祝儀で注意しておきたい3つの特例についてお話ししていきます。
特例1.お祝儀は同等の金額が常識
お祝儀を以前もらったことがある場合は、その金額と同じ金額を渡すことが基本的に常識となります。
先程、お祝儀は多くし過ぎないという話をしましたが、もし逆の立場となった場合、それと同じ金額を相手が用意する必要が出てくるというのも、その理由となります。
ただし、新卒でお金がない時に2万円お祝儀をもらっていたとしても、20代後半や30代になっているのであれば、3万円包んでおくことが無難になります。
また、部下から5万円もらったからと言って、無理して5万円返す必要もありません。
特例2.夫婦で参加する場合
夫婦で参加する場合は、5万円が最低限用意しておきたいお金となります。
1人3万円として、2人で6万円となってしまうため、縁起的にあまりよくありません。そこで、2人で5万円が無難なものとなります。
お世話になっている方や、新郎新婦共に仲の良い場合は7万円にしたり、プレゼントを用意するなどすれば問題ありません。
特例3.会員制の結婚式の場合
最近流行の会員制の結婚式では、お祝儀等は特に必要なく、指定された会員費のみを用意しておくことで問題ありません。
会員制の結婚式は、通常のものよりもラフなものになるため、お祝儀袋に入れる必要もなく、財布から直接お金を渡す形で大丈夫です。
ただし、お札は新札に近いものにし、なるべくきれいなものを用意しておくことが礼儀となります。
また、以前結婚式で、会員費以上のお祝儀をもらっていた場合は、会員費にプラスして差額分のお金をお祝儀として渡したり、プレゼントを用意しておく方が望ましいです。その際は、当日はやめて事前に渡しておくことがベストになります。
特例4.数合わせの場合
結婚式の中には、数合わせで呼ばれてしまうというケースもあります。
その際は、大人のマナーとして3万円包むことも選択肢としてありますが、無理しないと用意出来ないようであれば、2万円でも特に問題ありません。
4.気になるお祝儀袋の疑問
お祝儀袋を選ぶ基準としては、包むお祝儀の100分の1の金額のものが妥当なものとされています。
そのため、3万円包む場合は、300円のお祝儀袋を用意すれば大丈夫です。
また、蝶結びのお祝儀袋は縁起的によくないので、結びきりになっているお祝儀袋を選ぶ必要があります。
5.お祝儀をどうしても用意できない場合の対応
結婚式にはどうしても参加したいが、お祝儀が用意できなくて、参加をあきらめてしまう人は意外と多くいます。
しかし、意外かもしれませんがお祝儀の相場である3万円であれば、親や友人でなくとも、消費者金融などから借りても利息は微々たるものです。
例えば、大手消費者金融でよくある金利18%で、3万円を1ヶ月借りた場合の利息は、約444円しか掛かりません。
そのため、結婚式のお祝儀は少し無理をすれば、用意出来るお金と言えます。
実際に、お祝儀が用意でずに消費者金融でお金を借りて参加しているという若い人も少なくありません。
6.まとめ
それでは最後に、今回の記事のまとめをしていきます。
- お祝儀の相場は3万円
- 親戚の場合は5万円
- 若ければ2万円でも可
- 夫婦で参加する場合は5万円が相場