「ゆうちょのキャッシュカードでお金を借りることってできるの?」と疑問に思っていませんか?
お金がどうしても必要なときに、ゆうちょのような身近なところからお金が借りられるとしたら、たしかに安心ですよね。
結論から言うと、ゆうちょのキャッシュカードでは借り入れができません。
しかし、「キャッシング機能」を付帯した「JP BANKカード」でお金を借りることが可能です。
そこでこの記事では、ゆうちょでお金を借りる方法について詳しく紹介します。
ゆうちょでお金を借りるメリット、デメリットについても解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
ゆうちょでは「クレジットカード」があれば借り入れができる
ゆうちょの「JP BANKカード」でお金を借りるメリット
ゆうちょの「JP BANKカード」でお金を借りるデメリット
ゆうちょではクレジットカードでお金を借りることが可能!
ゆうちょでは「クレジットカード」があれば借り入れができる
結論から言うと、ゆうちょのキャッシュカードでは借り入れができません。
ゆうちょのキャッシュカードは、あくまでお金の出し入れに利用するためのカードに過ぎないからです。
しかし、実はゆうちょでもお金を借りられる方法があります。
それは、「キャッシング機能」を付帯した「JP BANKカード」を使う方法です。
JP BANKカードは、ゆうちょ銀行のクレジットカードの名称で、計8種類あります。
8種類すべてに「キャッシング機能」を付けることが可能で、すでにJP BANKカードを持っている方でも、あとから「キャッシング機能」を付帯することができます。
ゆうちょのカードローンは2018年に終了
実は、ゆうちょにもカードローンが存在しました。
「したく」と呼ばれるカードローンで、一般の消費者金融と同じく、制限の範囲内でお金を借り受けることができたのです。
しかし、「したく」は2018年10月をもって新規申し込みを終了。
そのため現在は、基本的には以下の方法でしかゆうちょからの借り入れはできなくなっています。
- JP BANKカードに付帯する「キャッシング機能」を利用
- 「貯金担保自動貸付け」を利用
「JP BANKカード」の申し込み方法
JP BANKカードに新規で申し込みを行うには、これまでは申込書をゆうちょに郵送しなければいけませんでした。
しかし、ゆうちょの口座を持っている方であれば、2020年3月からWeb上で申し込みが行えるようになっています。
一方で、ゆうちょの通常貯金口座を持っていない方は、JP BANKカードに申し込む前にゆうちょ口座を開設する必要があります。
ちなみに、すでにJP BANKカードを持っていて、ゴールドカード以外のカードに変更したい方は、現在のJP BANKカードの「廃止手続き」が必要です。
申し込み方法を詳しく知りたい方は、下記の電話番号よりオペレーターに確認してみてください。
「JP BANK VISAカード/マスターカード」ご入会に関するお問い合わせ
0120-933-010
受付時間>9:00〜17:00
(年中無休、ただし12月30日〜1月3日を除きます)
「JP BANK JCB カード」ご入会に関するお問い合わせ
0120-015-870
0570-015-870(携帯電話の方)有料
受付時間>9:00〜17:00
日・祝・年末年始(12月31日〜1月3日)休
ゆうちょの「JP BANKカード」でお金を借りるメリット
JP BANKカードを使ってお金を借りることには、さまざまなメリットがあります。特に、以下のメリットは特筆すべき点といえるでしょう。
- 比較的「低利」で借りることができる
- 会員優遇が受けられる
- 信頼度が高いため安心して借り入れができる
では、それぞれのメリットについてお伝えします。
比較的「低利」で借りることができる
まずひとつ目のメリットが、比較的「低利」で借りられることです。
JP BANKカードのキャッシング利率は、実質年率「15%」。一般的に消費者金融から借り入れる場合の実質年率がおおよそ「18%」であることから、JP BANKカードの利率が比較的低い部類に入ることが分かります。
当然、同じ額を借りるのであれば利率が低いほうが得です。そのため、少しでも金利負担を減らしたい方はJP BANKカードを検討してみましょう。
会員優遇が受けられる
手厚い会員優遇が受けられることも、JP BANKカードを持つメリットのひとつです。
たとえば、JP BANKカードを見せるだけで優待を受けることができる特典も。具体的には、全国の「かんぽの宿」に安く宿泊できたり、「富士急ハイランド」「カラオケ館」といったアクティビティにも会員割引が適用されたりします。
さらに、東海道・山陽新幹線をお得な料金で利用できる特典や、ネットショッピングの決済としてカードを利用することでポイントがたまるサービスも。このようにJP BANKカードは、持っているだけでさまざまな特典が受けられるのです。
年会費は無料ではないことに注意
しかしながら、JP BANKカードは無料で持つことができません。
カードにもよりますが、基本的には初年度は会員費無料で、翌年度から1,375円(税込)の年会費がかかってしまいます。
ただし、JP BANKカードには「年会費優遇」制度があり、たとえば公共料金をJP BANKカードで支払ったり、累計30万円以上の買い物(1年間)で利用したりした場合、翌年度の年会費が無料になります。
信頼度が高いため安心して借り入れができる
JP BANKカードを持つ3つめのメリットが、「安心して借りられる」ということです。
そもそもお金を借りるうえで、貸し手の「信頼度の高さ」を確認することは欠かせません。
お金の貸し手には、法外な金利を要求する「ヤミ金」、そして個人情報だけ奪って逃げる「詐欺集団」といった違法組織が多くはびこっています。
こうした場所からお金を借りてしまうと、場合によっては無一文になり、精神的に追い込まれてしまう可能性もあるのです。
一方で、JP BANKカードを運営する「ゆうちょ銀行」は、誰もが知っている銀行のひとつ。
全国の市町村に約24,000店舗の郵便局を構えるなど、「ゆうちょ」は誰にとっても身近な存在といえるでしょう。
そのゆうちょが運営するJP BANKカードは、信頼度が高いカードとして一定の人気を誇っています。
もちろん、国の厳格な法律に則って資金の貸しつけを行っているので、借り手としても安心してお金を借りることができるのです。
ゆうちょの「JP BANKカード」でお金を借りるデメリット
JP BANKカードのメリットをお伝えしてきましたが、メリットの裏にはデメリットがあるものです。JP BANKカードのデメリットは、主に以下の3つです。
- 50万円までしか借りられない
- 即日でお金を借りることができない
- 遅延損害金が高いレべルに設定されている
では、それぞれのデメリットについてお伝えします。
50万円までしか借りられない
まずひとつ目のデメリットが、「50万円までしか借りられない」ということです。
そもそもJP BANKカードでお金を借りるには、カードに付帯する「キャッシング枠」を使う必要があります。
一般的に、クレジットカードのキャッシング枠は借入限度額がかなり低めに設定されています。
そしてJP BANKカードのキャッシング枠も、他社のクレジットカードと同じく低めに設定されているのです。
カードの種類によって異なりますが、JP BANKカードのキャッシング枠は「最大50万円」。
これは、消費者金融から借りられる金額と比べるとかなり低い金額です。
そのため、「まとまったお金を借りたい」というときはJP BANKカードは不向きといえるでしょう。
一方で、「給料日までに5万円足りない」など少額を手に入れたい場合には、JP BANKカードは使えるかもしれません。
「貯金担保自動貸付け」を使う手も
ちなみに、ゆうちょ銀行には「貯金担保自動貸付け」という借り入れ方法も存在します。
貯金担保自動貸付けとは、ゆうちょを利用している人が受けられるサービスのこと。
具体的には、定期貯金や定額貯金が残高不足になったときに、その不足分を自動的に貸し付けてくれるサービスです。
自動貸付けを利用するには、貯金を「担保」として提供しなければいけません。
しかし、基本的には審査が不要で、貸付期間の2年以内であれば何度でも借り入れ可能というメリットも。
さらに、最大300万円まで融資を受けることができ、貸付金利が「約0.26%」とかなり低いことも特徴です。
ちなみに、自動貸付けが低利なのは、担保を必要とする「有担保融資」だからです。
裏を返すと、自動貸付けで借りたお金を返せないと、担保として提供していた貯金を失ってしまいます。
担保を失う可能性がある、という点ではリスクの高い借り入れ方法といえますが、審査が基本的に不要で、これほどまで低利で借りられる民間の金融機関はゆうちょ銀行だけ。
借りたお金を確実に返せる見込みがある方は、自動貸付けも検討してみると良いでしょう。
即日でお金を借りることができない
JP BANKカードを利用してお金を借りるデメリットとして、「即日でお金を借りることができない」ことも挙げられます。
JP BANKカードを使ってキャッシングをすると、申し込んだ額が5営業日後に口座に振り込まれます。
つまり、入金まで約1週間待たなければいけないのです。
お金を手に入れたい方のなかには、一刻でもはやい入金を希望している方も少なくないでしょう。
このような場合、JP BANKカードを利用して借り入れを行うのはおすすめできません。
今すぐにお金を借りたい場合は「プロミス」
今すぐにお金を借りたい場合は、消費者金融を使うことを検討しましょう。
なぜなら、審査に申し込んだ当日にお金を手に入れられる可能性があるからです。
なかでも、「プロミス」は入金までのスピードに定評があるため特におすすめです。
プロミスを使うと、最短20分で借り入れが可能。土日、祝日問わず、振込に24時間対応している点もプロミスが人気を集めている理由のひとつです。
さらに、プロミスをはじめて契約する場合、「30日間利息0円」というサービスも受けられます。
これは、初回利用日から30日間のあいだに借り入れた金額に利息が一切かからないサービスのこと。
「消費者金融の利用が初めてで、なんか不安……」といった方でも、「30日間利息0円サービス」を利用することで、安心して借り入れを行うことができるでしょう。
遅延損害金が高いレべルに設定されている
JP BANKカードを利用して借り入れを行う3つめのデメリットは、遅延損害金が高いレベルに設定されていることです。
遅延損害金とは、返済日が過ぎた場合に発生するペナルティ(利息)のこと。
具体的には、返済日から入金日までの日数に利率を掛けることで、遅延損害金の額が求められます。
そしてJP BANKカードの場合、遅延損害金の利率は「年率20.0%」。
これは、ほかの金融機関の遅延損害金のなかでも比較的高い部類に入る利率です。
そのため、JP BANKカードを使ってキャッシングしたお金の返済が遅れると、他社に比べて手痛いペナルティを払わなければならないのです。
支払い遅延が続くと「信用情報」に傷がつく
ちなみに支払いができない日々が続くと、返済ができない人、つまり「信用の置けない人」として自身の信用情報に傷がついてしまいます。
そして、こうした情報はほかの金融機関にも共有されるため、場合によってはJP BANKカード以外のクレジットカードを作ろうと思っても、審査に通らないこともあるのです。
こうした事態にならないためにも、キャッシングで借りたお金は返済日までに確実に返さなければいけません。
そして、返済が万が一危うくなった場合でも、何もせずにただ返済日を迎えるのはNG。
返済できない可能性が少しでも出てきた場合は、まずはJP BANKカードのコールセンターに電話してください。
コールセンターに電話したからといって返済額が減額されることはありませんが、場合によっては返済スケジュールの調整をお願いすることができ、無理のないかたちで返済が行えるようになることもあるのです。
JP BANK カードデスク
0120-933-000
受付時間/9:00~17:00
※携帯電話、PHS等からの問い合わせ
東京 03-6627-4045 (有料)/ 大阪 06-6445-3206(有料)
ゆうちょではクレジットカードでお金を借りることが可能!
ゆうちょでお金を借りる方法について紹介してきました。
ゆうちょのキャッシュカードでは残念ながらお金を借りることはできませんが、ゆうちょが発行する「JP BANKカード」というキャッシングカードに付帯する「キャッシング枠」を利用すれば、借り入れを行うことができます。
借入限度額が50万円、即日支払いには対応していない、というデメリットはあるものの、「ゆうちょ」という信頼の置ける借入先からお金を借りられるのは大きなメリットといえるでしょう。
今回お伝えしたメリット、デメリットを踏まえつつ、JP BANKカードを利用したキャッシングを検討してみてくださいね。